勝ち筋を残しつつ10人で耐えて掴んだ勝ち点1/J1 第6節 vs横浜FM【レポート】
J1 第6節
4月3日(水)(19:03KICKOFF/日産/26,031人)
横浜FM 0 – 0 川崎
■マルシーニョの退場
フロンターレにとっての誤算が、マルシーニョの退場だったことに異論はないはず。ベンチスタートのマルシーニョが遠野大弥に代わりピッチに入ったのが62分。
脇坂泰斗の言葉を借りれば「うちの中での、切り札じゃないですけど。途中から彼のパワー、スピードだったりっていうのは、こちらも期待してました」という交代采配であり、その縦への推進力で戦況に影響を及ぼせる選手だった。だからこそ、交代出場から11分後のレッドカードは手痛かった。
結果としての退場は仕方ないとして、そこで心強かったのは、ピッチ内の選手たちが退場という判定を受け入れて、前向きに試合と向き合っていた点。
脇坂は「それはしょうがないことなんで」と受け入れて試合を進めていたと話す。
橘田健人も「仕方ないというか」と口にして「マルシーニョもしっかりプレスかけた中での退場だったので。そこは別に仕方ないとは思うので」と話していた。
守備のタスクを果たそうとしたプレーが原因で、マルシーニョに悪意はない。そんな背景もあり、選手たちは気持ちを折らすことなく前向きに向き合えていたのだという。
「退場になった時には、中では、しっかり勝ち点1でもいいかなという話はしてて」
そう話す橘田はマルシーニョの退場後、ピッチ内では最低限でも勝ち点1を持ち帰ろうという話でまとまっており、その上で「チャンスがあれば狙っていこうっていう話はしてたんですが」と振り返っていた。
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