「川崎フットボールアディクト」

ファン・ウェルメスケルケン・際について「僕の中に色濃くフロンターレが残っていたので」1/3

ファン・ウェルメスケルケン・際の加入時のリリースになぜだか武岡優斗(現セルソース勤務)さんの名前が出ていた。なかなか個人名が出てくる加入リリースも珍しいと思いつつ、サイ選手とはどんな関係性なのか、疑問に思ったので武岡さんに質問させてもらった。

◯ファン・ウェルメスケルケン・際について

■出会ったのは甲府

――二人が最初に出会ったのはいつなんですか?
「2019年の何月くらいやったかな、あれ。オランダがオフで帰ってきてるタイミングでした」

――自主練習をしに帰ってきていたと。
「そうですね。毎年、甲府の練習に参加してたというか、体を動かしに来てたみたいで、その時が初めてです」

――自主練習というか、甲府の練習にも交じってたんですかね。
「そうですね。僕が居たときはそうでした。混ざれるところは対人でも入ってましたよ」

――プレー面で肌感覚で覚えている部分はありますか?
「スピードはやっぱりありましたね。あいつがオランダに戻った後の試合とかハイライトでも結構見たりしてたんで。タテに速いですよね」

――サイドバックとしては有利なタイプというか。
「そうですね。元々、生粋のサイドバックってタイプじゃないんですよね。話してて、そんな記憶があります」

――それで、周りの人との連携で入っていけるというスタイルが得意なんですかね。
「それも多分彼の持ち味ですね」

――19年に甲府の練習に加わって意気投合して、その後は定期的に連絡を取り合うような仲になったんですかね。
「そうですね。19年は彼が帰るまで何回か会ったり飯食いに行ったりとかして、それで彼がオランダに帰って、当時は2部のカンブール(SCカンブール・レーワルデン)でしたけど、それからは連絡はちょいちょいしてました。ただ、なかなかタイミングが会わなくて。で22年に1年半ぐらい前ですかね。日本で久しぶりに会ったという感じです」

――リリースに武岡さんの名前が出るぐらいには、フロンターレの情報は教えていたというか伝えていたと思うんですけど、どんな話をしたんですかね。
「当時、僕が5年間居たじゃないですか(2014年〜18年に在籍)。その直後だったんで、僕の中に色濃くフロンターレが残っていたので。なので、こういうことをやってるよとか、こういう時、こういうことを意識しろとか、こういうことをすごく口酸っぱく言われたよっていうのを事細かに話しましたね」

――例えばどんな話ですか?
「風間さんのメソッドに僕が衝撃を受けた話とかです。個人の技術を伸ばすための意識の仕方とかっていう話をすごく話してます。甲府での練習が終わってからジョギングを二人で20〜30分とかしながら喋りながらとか、その後飯を食いながらとかですね」

2/3に続く

(取材・構成/江藤高志)

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