「川崎フットボールアディクト」

由井航太と山内日向汰が語る和倉ユース【#オフログ】

川崎U-18も参加する和倉ユースという大会がある。七尾市和倉地区で開催される大会だが、この度の能登半島地震により地区内に被害が出ている状況だ。今回、その被害からの復旧を目指し和倉ユースなどの大会を運営している株式会社ワン・オールが災害からの支援を目的とした募金を募っている。
※令和6年能登半島地震 災害支援金募集のお知らせ

育成年代にとって大事な大会の一つだが、この和倉ユースに参加してきた選手に話を聞いた。まずは由井航太。

「去年のフロンターレのユースは、クラブユースにあんまり出てない組で行ったんですけど、Bチームだということもありまた違う感覚で。自分はケガ明けということで参加しました」

そう話す由井はチームにピリピリした空気が漂っていたと当時の雰囲気を振り返りつつ「1日に2試合だったり3試合をやることもあって、だからこそすごく強化できる大会だなと思いました」と振り返る。そして「いろんなチームともやれて、公式戦ではできない強化の仕方」だったことを前向きに捉え「練習試合だからこそ、タフになれる部分があったので。自分としては、去年で一番いい時間過ごしたなと思います」と述べている。

同じく和倉ユースに参加した経験を持つ山内日向汰も夏の暑さと連戦によるタフな試合環境に言及。

「クラブユースが終わった後の大会で、暑い中でも連戦でタフに戦う大会でした。また、そういうタフさを経験できたというのもありますし、いろんなチームとやれました。ああいう素晴らしい環境での大会を経験できて良かったですし、だからこそ早く復旧して今年も大会を開けるようになってほしいです」

そんな山内は「そういういろんな大会のおかげで、今の自分があると思うので。そういう機会が(今季以降のユース年代の選手たちに)ちゃんと与えられればと思います」

また由井も「今年もユースは出る予定だったと思うんですよ。だからそれはやっぱ出た方が強くなれると思うので。そこはやっぱ(中止になるのだとしたら)後輩たち、可哀想だなと思います」と後輩を気遣っていた。

ということで和倉地区の被害が少しでも解決され、今年も大会を開催できることを願いたい。そのためにも可能な方はぜひ募金の方をよろしくお願いします。

(取材・文・写真/江藤高志)

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