「川崎フットボールアディクト」

想定内の劣勢と足りなかったアラートさ/J1 第29節 vs新潟【レポート】

J1 第29節
9月29日(金)(19:03KICKOFF/等々力/17,557人)
川崎 2 – 3 新潟

■想定内の劣勢

逆転負けは今季初とのこと。

そもそも今季はシーズン序盤に先制点を奪えていなかったという事情もあるが(初先制は第9節浦和戦)、それにしても逃げ切れなかった試合運びの拙さと大量3失点での逆転負けはショッキングだった。

鬼木達監督は試合後の会見の冒頭「失点シーンをみても、ここ数試合できていた、簡単にフリーにしないということができなかった」と発言。守備における約束事の不徹底を嘆いた。

たとえば新潟の1点目。ポスト直撃のミドルを放った三戸舜介に対しての出足は鈍かった。ペナルティエリアから遠く、体の向きを考えてもシュートは無いだろうと考えて妥当な位置だったが、その油断が結果的に鈴木孝司の同点ゴールに繋がってしまった。体を寄せきれなかった脇坂泰斗、ジョアン・シミッチはもちろん、ポスト直撃を予測できなかった田邉秀斗にも油断があった。この失点については田邉が自らの判断も含めチーム全体にアラートさが必要だったとの反省の弁が聞かれた。

(残り 2056文字/全文: 2519文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ