「川崎フットボールアディクト」

切らさずに臨む残り3連戦の1試合目。質の高い相手を上回りたい/J1 第29節 vs新潟【プレビュー】

■連戦継続

チームはFC東京戦を起点にマレーシア遠征を挟んだ湘南戦までの3連戦を3連勝。3試合無失点の結果を手に一息付けたのかと考えていたが、脇坂泰斗はそうではないという。

「僕の中では連戦が続いてるイメージの方が、中4日なので」

そう話す脇坂は「この前の試合で終わりって感じじゃなくて、(天皇杯の)福岡まで連戦だなっていうイメージ。多分そういう選手は多いと思います」と話す。

実際に次節の新潟戦を終えると中3日でACLグループステージ第2節の蔚山戦。さらに中4日で天皇杯準決勝福岡戦と試合は続く。

個人的にマレーシア遠征からの湘南戦で一区切り付けていた気でいたため、脇坂の発言で目が覚める思いがした。そしてここからの試合間隔を考えれば気持ちを切らす暇はないのはその通りでもあった。

もちろん、選手たちが気を抜いていないのは鬼木達監督の働きかけもあるはずで、実際に新潟戦に向けた取り組みについて聞かれた鬼木監督は次のように述べている。

「とにかく、ここの3試合ですね。新潟、蔚山、そして福岡というところをとにかく全員で、総力戦でやっていこうという話をしています」

その上で「やっぱり新潟に向けては、今チームは公式戦で3連勝していますので。やっぱりそこで途切れさすことなくしっかりといい形で進んでいきたいというふうには思っています」と口にしていた。公式戦3連勝の勢いをここからの3連戦につなげる。さらに言うと、ACLと天皇杯準決勝と、負けられない試合が続く。そういう意味で勢いをつなげる、という意味でこの新潟戦の重要性は高いといえる。

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