「川崎フットボールアディクト」

バフェティンビ・ゴミス「変化の激しい世界なので、私自身謙虚さを持ち続けながらハードワークを続け、成長し続けたいと思っています」/加入会見【ニュース】

8月20日にバフェティンビ・ゴミスが加入会見に臨んだ。


フロンターレへの加入を決めたきっかけについて質問されたゴミスは「はっきりとしたプロジェクト。そして野心を持ったクラブだということを感じました」と話す。

「クラブの社長をはじめ、そして強化サイド」からの印象が大きかったとのこと。そして実際に練習に参加して「監督ともコーチ陣とも会いましたけれども、非常にみんなが野心を持って、素晴らしい環境の中でハードワークしている。そういった印象を受けました」と話していた。

またガラタサライ時代を念頭に「ガラタサライが厳しい状況の時にガラタサライに戻りましたけれども、今、川崎フロンターレも、今、少し思うような順位にいません。ですけれども、本当にいい選手がそろっていますし、なかなかケガを抱えた選手が多かったり、不運があったりと、なかなかいい順位につながっていませんけれども、だからこそいい選手がいますので。自信を取り戻すために自分がこのタイミングで、この経験を伝える。そして強いフロンターレを後半戦取り戻す。そのきっかけになる素晴らしいタイミングになるだろうと私は信じてここに来ました」と力強かった。

また、謙虚さを示す言葉も口にしている。過去にアル・ヒラルで経験したACL優勝というキャリアをどうフロンターレに伝えられるのかを聞かれたゴミスは「多くの世代からしっかりと学んで、この謙虚さを保って成長し続けることが大事だと思っていて、これからしっかりと自分の状態を上げて、ハードワークを続け、自分の良い状態、そしてストライカーとしてのいい状態をチームに還元できればと思っています」と述べている。

そして、「今日やった正しいことが、また明日も正しいこととは限らない。そういった変化の激しい世界なので、私自身謙虚さを持ち続けながらハードワークを続け、成長し続けたいと思っています。そういった姿勢をまた保ってチームに貢献できればと思っています」と述べていた。

なお現在のコンディションについては「100%の状態とは正直言えません」と明かす一方「自分自身ハードワークを続けて、一刻も早くこのチームに関わってやっていきたいと。自分の良いところをたくさん見せたいという意気込みに満ちています」としていた。

すぐに戦力化できるかどうかはわからないが「ザ・ライオンは今この蒸し暑い時期ですので、少しフィットする時間が必要ですので。少しお待ち下さい」と苦笑いしていた。

会見後、約1000人が集まったサポーターを前にウエルカム・セレモニーを実施。新たに作られたチャントを歌われたゴミスは笑顔でサインなどに応えていた。

積んできたキャリアのわりに、謙虚な姿勢のゴミスのこれからが楽しみだ。

(取材・文・写真/江藤高志)

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