「川崎フットボールアディクト」

天才の努力で奪われた決勝点。ゴールには肉薄しつつも数的不利を跳ね返せず/J1 第23節 vs神戸【レポート】

J1 第23節
8月12日(土)(19:03KICKOFF/等々力/20,845人)
川崎 0 – 1 神戸

■試合を分けた一発

試合の行方を分けたのが前半34分のプレーであることに異論はないはず。スピードのある大南拓磨がジェアン・パトリッキにちぎられて驚いていると、そのパトリッキに背後から接触した大南の行動がファール認定されPKが宣告された。そして大南にはイエローカードが出たシーンだ。

ここでVARが入り、大南が触ったのはペナルティエリアの外側だと確認されてPKが取り消されて一安心していると、大南のイエローカードがレッドカードに変化して頭を抱えた。西村雄一主審とVARの飯田淳平さんとの連携の良さが想像できる一連の判定に対し、文句を付ける余地は皆無だった。

このFKを大迫勇也が決めるのだからこちらもすごかった。長年大迫を見てきた方の「始めて見た!」との声は、試合後の吉田孝行監督の発言でも裏付けられている。

「おそらく、初めて蹴ったFKだと思います。ロッカーでも言いましたが、向上心があって練習を続ければ何歳になってもうまくなる。今シーズン、残ってFKを蹴るシーン、僕もたまに一緒に蹴ったり、練習しているシーンを見てたので。そういう練習の成果が出るんだなと思いました。すばらしいと思います」

パトリッキのカウンターのきっかけになったポストプレーも含め、大迫の質の高さに脱帽しつつ、その大迫が日々努力を重ね手に入れていた新たな武器により、フロンターレは前半から重荷を背負うこととなった。

■中盤の攻防

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