「川崎フットボールアディクト」

バフェティンビ・ゴミスの加入を発表【ニュース】

川崎フロンターレが8月8日にバフェティンビ・ゴミスの加入を発表した。

発表前日の8月7日に契約合意に至ったとのこと。

フランス出身のゴミスは1985年8月6日生まれの38歳で184cmの長身選手。過去にアル・ヒラル(サウジアラビア)の一員として2019年、2021年にACLの優勝を経験するなどしている。

なお、2019年のACL決勝では埼玉スタジアムでの第2戦に背番号18番で先発フル出場。1点リードで迎えた後半アディショナルタイムに決定的な2点目を決め優勝に貢献している。

なお、フロンターレでのデビューの時期については現状未定。来日に向けてフランス国内で手続きが進行中だそうだ。背番号に関しては来日後の発表になるとのこと。

同選手獲得に際し、8月8日に竹内弘明強化本部長が取材に応じている。

◯竹内弘明強化本部長

「この夏のウィンドウで川崎フロンターレは昨シーズンまで、ガラタサライでプレーをしていましたゴミス選手を今回獲得することになりました。正式には昨日(8月7日)、契約合意に至りまして、これから来日に向けて準備していくということになります。獲得の経緯ですけれども、もともと我々春からケガ人が出てきたりとか、そういうところで若い選手が非常に伸びてきてくれている状況ではあったんですが、秋以降、ACLが始まります。ACLはレギュレーションが少し変わって、5+1という状況の中で、やはりクラブとしても当然リーグ戦をまず第1に考えてますけれども、そこに昨今、取れていないタイトル、やっぱりACLというところも一つ大きなポイントでもありますし、若手が育ってくる中で、もう一つ経験豊富な本物の選手に来てもらうことで、ベテランにとっても、クラブにも、若手にとっても非常に刺激にもなりますし、学ぶ機会も多いんじゃないかなということで、7月の頭ぐらいからですね。まあ、当然いろいろなリストアップはありながらの中でのことでしたが、最終的にゴミス選手を獲得したということになります」

なお、フロンターレにとっては初めてのフランス国籍の選手ということになるが「当然、ブラジル人にはブラジル人の良さもありますし」とする竹内GMは「Wyscout(ワイスカウト)とか、色んなところで(選手の情報は)見られますから」とのことで「マネジメントする上で難しさはあるとは思いますけど、ちょっとその辺は多少考えながら、今後は(ブラジル人のみにこだわらなく)やって行ってもいいのかなとは思ってますけど」としていた。

また昨今、Jリーグでは若手選手はもちろん、マテウスのようなベテラン選手にも海外移籍の話が出ている。円安で通貨の価値も下がっており、リーグ全体での厳しさはあるが、そうした中にあって「クラブのことが一番なんですけど」としつつワクワクするような選手獲得に向けて「全体的にかじを切ったていうのは、私だけでなく、強化スタッフとしてもチャレンジっていうところは多少はあったのかなと思います」としていた。

元フランス代表のゴミスはフランス国内のASサンテティエンヌを皮切りにフランス、イングランドなどでプレー。その後、ガラタサライを経て、アル・ヒラルに加入。直近ではガラタサライでプレーしていた。

間に合えば天皇杯新潟戦にも出場が可能だが、まずは来日がいつになるのか楽しみなところだ。

(取材・文・写真/江藤高志 写真提供/©SOCCERKING)

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