「川崎フットボールアディクト」

チーム全体で消化した”プランB”。伏兵が決めた決勝弾で価値ある勝ち点3を掴む/J1 第21節 vs横浜FM【レポート】

J1 第21節
7月15日(土)(19:04KICKOFF/日産/42,772人)
横浜FM 0 – 1 川崎

■プランBの力

サッカーには定められたゲームプランやセオリーはあるが、時にそれを超越した判断が試合を動かすことがある。その筆頭が車屋紳太郎が決めた90+4分の決勝点だった。

試合後のフラッシュインタビューの中で車屋は、本来はリスク管理のために自陣に戻る必要がある場面だったと発言。その一方で優勝の可能性を少しでも残すためには、カウンターを受けるリスクを取る、プランBを選ぶ必要があると考えていたようだ。

「本当は役割的には戻ってリスクバック(リスク管理で戻ること)をしなくちゃいけなかったんですけど、今日勝たないと優勝は厳しいなと思ってたんで。タクマなら絶対上げてくるよなと思って、最後信じ込んで走りました」

ゴールシーンを見返すと、車屋は当初、ドリブルで持ち出してきた遠野大弥からのパスをもらおうと駆け引きしていた。FWのような予備動作は、車屋自らが決めてやるんだという気持ちが込められたものだった。

この場面、最前線に残っていた選手の顔ぶれがまた常識外れだった。決勝点の車屋に加え、アシストの大南拓磨、そして高井幸大の3選手。大南の投入後に変化した3バックを構成する選手たちだった。もちろんCK崩れの場面ではあったが、通常リスク管理を最優先に考えるべき選手たちが本来あるべき常識的な判断を超えたプレー選択をしているのは興味深かった。

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