「川崎フットボールアディクト」

膠着した前半を修正し後半3得点。連覇を狙う開幕戦を3−0で勝利/プレミアリーグ第1節 vs前橋育英【レポート】

○濱﨑知康

――注目された試合を勝てたことについては?
「立ち上がり、うまく入れなかったというところは少し課題ではありますけど、後半の部分で勢いを持って、連続で点を取れたというところが良かったのかなというふうに思います」

――後半はどんなところを修正して?
「自分たちのサッカーを前半の途中からできていたので、そこで焦れたらまた失点してしまうところだったので。焦れずにやろうというのは話してました」

――監督はちょっと固さもあったとのお話しだったんですが、緊張感とかはどうでしたか?
「開幕戦ってやっぱり簡単じゃないですし、そこはみんな分かっていたことなので。そこで固くなるというのが少し想定できているところだったので。そこでみんなで意識をそろえてできたので。そこが失点せずにうまくできたところなのかなと思います」

――実際に後から見てても前半はみんな緊張しててるなと感じてたんですか?
「やっぱりつけられるところもつけれずに、前に蹴ったり、そういうところもあったので。もっと落ち着いてできればなと思っていました」

――開幕戦の緊張感の中にこけら落としだからみたいなところってありました?単純に単純に開幕戦だから?
「このフィールドもまだ2週間くらいで、まだ慣れていない部分もありますので。いいグランドなので、良かったです」

――後半は柴田くんが入って全体のギアが上がった感はありますか?
「やっぱり柴田のところで攻撃がうまくいくっていうところはチームでも共有できてましたし、そこで左サイドから起点できるというところで、そこをみんなで揃えてできたかなと思います」

――守備で考えると無失点というのもすごい大きいんですけど、そこは?
「自分のところまで飛んできてないので。その前で完結できてるというのはいいところかなと思います」

――クロスボールは結構ビュンビュン飛んでくる展開だったと思いますが、特に前半
「立ち上がり、そのサイドを攻略されて、そこで自分が出られるボールは、出れればうまく対処できますし、そこで味方のクリアっていうところもしっかりできていたので。そこはいいところかなと思います」

――まだ開幕戦ですけども、連覇っていうものを目標に目指していくチームかなと思うんですけど、その辺の今季の目標とか意気込みは?
「最終的な目標はファイナル優勝ですけど、そこの前にEAST優勝があって、その前にやっぱり1試合1試合勝っていかないと優勝には近づけないと思うので、そこを目の前の1試合をしっかり集中していければいいと思います」

――去年の経験が何か活きているなって思うところってありますか?
「やっぱり自分たちのサッカーやっている以上、引いてくる場合も多いと思うので。そこで焦れてしまうと、やっぱり相手のペースになってしまって、ミスが多くなってしまうので。焦れずにというところは、去年から継続してできているかなって思います」

――キャプテンとしての初勝利というのは、自分としてはどうですか?
「やっぱり自分がキャプテンをやって負けるのは、あまり。やっぱ、大関とか高井の方が良かったって、言われるので。自分がキャプテンで良かったって、最後言ってもらえるよう、コツコツやってます」

――ファイナル優勝すればそういうことになりますね
「彼らを超えれることになると思うので、そこを目指しながらやってます」

――改めて今回、こういったグラウンドができて選手目線で、どんなメリットを感じていますか?
「やはりトラップした後とかに浮くことがないですし、フロンターレらしいサッカーをうまくやりやすいグラウンドなのかなと思います」

――環境面はどうですか?食事もすぐ摂れるようになりますが
「サッカーのための施設で、自分達のための施設なので。すごくいい環境でできているので。とても良い感じで体も仕上がってきてますし、そういうところで、実感してます」

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――一番便利になったところってどういうところなんですか?
「やっぱり食事の面、まだ食べてないですけど、すぐ摂れるっていうところはやっぱり体作りにもいいことだと思いますし、そこがいいかなと」

――さっき、元木くんがジュニアかスクール生かなんかと一緒に話しながら食事摂ってて、いわゆるアカデミーの中で、今まで関わらなかった子たちと関われるっていうのはどうですか?
「やっぱり、U-10から、ジュニアのところからユースまでというところなので。自分たちは見られていると思ってますし、そこで参考になると思うので。そういうところを少し意識しながら、少し会話もしながらやっていきたいです」

――個人面でいうと、今年はシーズン前にトップの合宿にちょっと参加させてもらって、いろいろなトップのレベルとかを体感したと思うんですけど、そういうものが今に活きてくる何かありますか?
「やっぱりスピード感が、トップとユースとではまた違うので。トップのスピード感でユースでやれれば多分問題なくできるので。そこは意識しながら出来てます」

――目が慣れた、みたいなところはあるんですか?
「1週間ではありましたけど、トップのスピードとか強度に少し、最後の方できてたので。そのところで、やっぱり今に生きてるのかなって少し思います」

――生田の完成について。
「やはりこういういいグラウンドで毎日出来たことがあんまりなかったので。そこでできるっていうところで、その技術上達っていうのを少し感じてる部分はあるので。そういうところがそういうところを感じてます」

――サポーターについて
「やっぱり自分達は川崎フロンターレっていう、川崎を代表しているクラブなので。そういう人たちの期待を背負ってプレーできていると思います」

――有観客でしたが
「去年とまた見られ方は変わって、勝たなきゃいけないっていうところがあるので。少し緊張する部分はありましたけど、皆さんの拍手だったりとかがいっぱい聞こえて。それで力になりました」

――次は流経大柏戦です
「流経大柏は、強度高くなると思いますし前線からのプレスだったりとか、そういう球際の部分とかで負けてしまうと相手のペースになってしまうので。そこでしっかりと球際とかにしっかり行って、戦うっていうところを見せていければ、また勝利につながってくると思うので。1週間、また、強度の高い練習して、その試合に臨みたいと思っています」

○土屋櫂大

――改めて試合全体の印象は?
「前半、やっぱり攻め込まれることが多くて、やっぱりみんな緊張して固くなったっていうのがあるんですけど。そこで、ハーフタイムに、長橋さんから、まだまだできるというような指示があったんで。そこはみんな固くならないで後半に入れたのかなと思います」

――後半、ビルドアップのところから強気のプレーが全体的に増えた印象だったんですが
「相手が引き込んでいたのもあったので。やっぱり自分たちが相手の嫌な危険な、嫌なことをしないと。そうやって点も動かないと思ってたので。縦パスだとか、背後だっていうのは意識してチーム全体で、そういうところは意識してやっていました」

――結構相手が15番にボールをシンプルに入れてくることが多かったと思いますし、守備で一番考えていたことは?
「まずは自分とセンターバックもう一人の山中(大輝)で、つぶし切るというのは、そこは徹底してやっていたので。チャレンジャーのカバーはしっかりできて、15番のところを潰しきれて攻撃の起点にさせないっていうのは、一番頭に入れてやってました」

――無失点は?
「やっぱりDFとして0に終えたっていうのは、やっぱり嬉しいことですし。でもやっぱり危険な後半もラストもあったし、前半の立ち上がりも、危険なプレーがあったので。そこはやっぱり今後課題として、チーム全体として共通認識で、守備を徹底してやって行かないとなと思います」

――去年のすごいセンターバック2枚と比べられるというか、ちょっと負けないようにしていかなきゃみたいな意識はあるんじゃないかなと思いですけど
「去年、高井くん(高井幸大)とナガネさん(松長根悠仁)がいて、そこは今年も見本として去年の映像を見返したりしてやってるんですけど。やっぱりそこに追いつかないといけないといいますか、そこに負けずとやっているところはあるので。目標としてはいるんですけど。やっぱりそこの選手を越して行けたらなって思っています」

――去年はサイドバックをやることが多かったと思いますが、やっぱりセンターバックの方がやりやすいですか?
「自分の本職はセンターバックなので。でもサイドバック、後ろ4枚、どこでもできるっていうのは自分の強みでもあるので。そういったところで、いろんな選手、出てきた選手に共通して指示も出していかないとなと思ってます」

――あのチームの中でサイドバックをやったから、今年に活かせそうなことはありますか?
「やっぱり、自分が去年経験してきたことを自分がセンターバック、去年、高井くんとかナガネさんからもサイドバックをやって指示出してくれてたところあるんで。そういった指示を自分が今年は、そのサイドバックの選手に出せたらなって思ってます」

――柴田選手との連係のところで、後半で柴田選手出てきて、土屋選手が入れたボールが柴田選手のアシストに繋がったっていうシーンがあったんですが、あれはどう考えてそういうプレーになったんですか?
「やっぱり自分も柴田の特徴は理解しているので、なるべくどれだけ柴田を前線に送り出されるか、アシストに繋げられるかというのは頭で考えていたので。やっぱりそこは柴田を見ながら、自分はできるだけ高い位置を取って柴田にボールをつなげるということは意識してました」

――右サイドの方でドリブルでちょっとチャレンジするようなシーンも見掛けたんですが、そういったことも攻撃に関してはいかがですか?
「あんまり自分は攻撃が得意っていうわけじゃないんですけど、やっぱりああいったところでチャレンジしていかないと、カウンターってところもあったり、できるだけ前につなげようと意識してるんで。ああいうところはチャレンジできて良かったのかなと思ってます」

――今年個人として何か新しく身に付けたい、強化したい、あるいは改善したいと思ってるところは?
「身体の部分ではまだまだ、筋トレのところとかで、筋力とかつけていかないといけないと思うので。今後戦って、フィジカルの強い選手だったり、スピードの速い選手っていうのはまだまだたくさんいると思うので。そういった選手に対応できるような身体の強化っていうのは重点を置いて今年取り組んでいきたいなと思ってます」

――身長は伸びてます?
「まだ、止まってはないです」

――体作りの面ではこういう新しい施設が出来て、すぐごはん食べられるのはいいのでは?
「練習後も食事が摂れて、またその中に筋トレルームも充実しているので。こういった施設を作っていただけてるので。そういったところは有効活用して、自分の成長につなげたいと思います」

――実際、最初に中を見た時って、どんな感想でしたか?
「去年は、こういった施設がなかったんですけど、今年これを見て、やっぱりすごい。自分達に施設を設けてくれているというところでは、ありがたいなと思ってます」

――モチベーションが上がるよね
「上がります(笑)」

――自分の代から使えるのもいいね
「今年も来年も使えて、ちょっといいように思います」

――あらゆる場所が全然違うもんね。
「はい。ロッカールームも付けてくれて。そういったところは本当にモチベーションが上がるなというのがありますね。はい」

――自分のロッカーの場所とかは決まったんですか?
「いや、まだ決まってないですね。これからです」

――今年U-17のアジアカップ、ワールドカップがあって、そこはやはり一つ大きな目標かなと思いますが。
「自分もそこは一つの目標としてやってるので、でも自チームで活躍して自チームの優勝、去年はファイナル優勝できなかったんで。そこが一番大きな目標なので。そこに繋げられるように、代表も自チームの活動でも、代表で経験したことをチームに還元できるようなプレーをしていきたいと思ってます」

――時差ボケは?
「少しまだ眠いですが、でも大丈夫です」

――相手の前橋育英の代表のチームメートいましたが
「本当に3日前まで一緒にやってた仲間が相手にいる。そこは負けたくなかったですし、そこは今日勝てて良かったなんじゃないかなって思ってます」

――代表活動ではどいう刺激を受けましたか?
「やっぱり相手、海外の選手と対人できるというところでは、本当にフィジカルの強い選手もいたし、スピードも自分より全然速い選手もいたので。そういったところにはすごくいい経験ができて、自分の刺激になったかなと思っています」

――次の試合に向けて一言ください
「今日もたくさんのサポーターが来てくれて、自分たちの背中を押してくれるのはすごい、ありがたいんで。そのサポーターの期待に応えられるように、次の試合も勝っていきたいなと思ってます」

○岡崎寅太郎

――改めて試合全体をまず振り返ってもらっていいですか
「最初の方は、序盤から相手にボールを握られる展開で、かなり守備から入る時間が多かったんですけど。そこをしっかりチームでじれないようにっていう風にみんなで言ってたので。そこをしっかりしのげたのが、後半の攻撃の時間につながってきたと思います」

――後半、巡ってきたチャンスを仕留めましたが、改めてその場面を振り返ってください
「1点目も2点目も、どっちもクロスだったんですけど、1点目はもう普段から一緒に仲良くしてる(志村)海里からのボールだったので。海里が立って行ったら、大体いつもあの辺にボールを放ってくれるので。そこ、飛び込んで行こうというふうに思っていて、飛び込んだのが、信じて正解でした」

――あれ、戻りながらのボレーで、すごいなと思いましたが
「何か練習とかでも普通に打ってる場面ももちろんそうなんですけど、無理なボールも対応するようにしてたので。試合前とかにも、ラウタロ・マルティネスのボレーとかを見てて、結構インスピレーションをもらってて。いい感じに出たのかなと思います」

――とっさに足が出たイメージですか?
「そうですね、かかとで先に触れるかなと思って、触ったらいいところに飛んでくれて、って感じです」

――その前、右からチャンスがあって、そこはキーパーに止められて。こんな難しいのを入れるんかいと思ったんですが
「1個目のシュートより、決まったやつの方が、キーパーとしても読みづらい。そこは大きかったかなと思います」

――この無理なボールでも練習してたというのは理由はあるの?
「自分としては、去年は大関くん(友翔)とか松長根(悠仁)さんとかがいる中で、ボールをしっかり受けてから勝負することが多かったですけど、今年はやっぱりそういう強力なパサーっていうか、ゲームをコントロールする選手が居ない中で、サイドからのクロスとか、そういう、溢れて来るボールが多くなってくるなと感じてたので。そこは練習でも、監督の長橋さんに、そこをやれば点数増えてくると言われてたので。普段からやってます」

――2点目も振り返ってもらえますか
「2点目はもう後半から入ってくる柴田が、俺のクロスに入ってきてくれと、めっちゃ言ってて。こいつやってくれるんだろうなと。案の定、いいボールが来たんですけど。本当にあれも由井(航太)が前に居て。由井うまく触るか、最初は由井が触ったこぼれ球を狙おうとしたんですが、由井が触れなくて、そのまま合わせられて。やったなと思って打ったんですけども、バーに当たって。ヤベエと思ってたところに、由井が身体を張ってくれて。あとはぶち込むだけだったので。運が良かったです」

――柴田くんは1発で決めてくれたらアシストが付いたと
「ロッカーでもさっき言われたんですよ。アシストが消えちゃったって言って、怒ってたんですが、そこは申し訳ないです。次までに改善して、次はちゃんとアシストをつけてあげたいです」

――でもやっぱ今年は自分がエースだと思っていると思うし、そこで開幕戦で結果を出したっていうのは本当に心の部分でも大きいのかなって思いますが
「去年は開幕戦のちょっと前にケガしてしまって、開幕かなり出遅れた部分があって。今年は絶対に開幕戦は、結果にこだわってやろうと思ってたので。そうですね。ゴールという形で表せたのは、自分にとっては最高に近いんじゃないかと思ってます」

――9番という新しい背番号に関しては、自分の中ではどういう思いを持ってますか?
「自分が1年生の時に、憧れというか目標だった田中幹大くんが背負った番号だし、去年だったらキシンくん(五木田季晋)が背負ってた番号で、点を取らなきゃいけない番号だと思ってるので。そこは責任を持ってしっかりチームを勝たせられる点を取らなきゃいけないと思ってます」

――自分の武器と課題というのは、どういうふうに捉えてますか?
「自分の武器はボールを受けた時のアイデアだったり、ゴール前での突破力とかフィニッシュの部分は強みだと思ってて、もっと伸ばしていかなきゃいけないし。弱みは今日も結構あったと思うんですけど、ボールを受けてからの判断が遅くて、味方につけられるところを奪われてしまったり、あとはロングボールとかをもっとポストになって収めなきゃいけない場面が多かったと思うので。そこは修正しなきゃいけない」

――全般的に後ろ向きのプレーはちょっと課題があると。
「味方につける部分とか、自分が潰れていくプレーが、まだまだ雑な部分が多いので。そこは修正しないといけないっていうふうに、常日頃思ってます」

――得点王を目指す上で、今日の2得点を今後にどうつなげていくのか、意気込みを
「今日は2得点という形で摂れてよかったんですが、得点王を目指すには毎試合。そういう複数得点とか大事なところのゴールをこだわらなきゃいけないと思っているので、そこは毎試合意識して、ブレずにやっていきたいと思います」

○柴田翔太郎

「ベンチだったので、前半。アルジェリアから帰ってきて3日目くらいなんですが、相手の雨野(颯真・GK)であったり、カイト(土屋櫂大)っていうのはスタメンで出てたので。自分は悔しい思いがあったので。今日しかないというふうに思ってたんで。結果残してやろうと思っていました」

――特にどういうところを意識して入ろうと
「結構相手は5枚で並べてきて、541のセットした形だったんですけど、サイドから入りどころはあるなって、前半から見てて思ってて。(志村)海里くんと自分の関係の所でサイドを攻略できるなって思ってたので。それが前半の早い段階で結構できて、それが点につながったので。良かったと思います」

――改めてゴールに絡んだプレーはどうですか?
「1個目、トラ(岡崎寅太郎)が決めたのは、結構カウンター気味っていうか。相手が帰陣する前に自分がボールを受けて。ちょっと外して、ディフェンスとGKの間に流し込むっていう風には、スペースがあるなと思ってたんで。トラなら試合前からずっと話してて。入って来いって。そうですね。でも決めてくれたので。良かったなと思います」

――ちゃんと決めてくれればアシスト付いたのに
「正直、さっき、決めてくれって。はい。決めてくれたので。感謝します」

――2点目はね、バシッと
「(加治佐)海から、『ファーっ!』て声が聞こえたんで。で、神奈川県の新人戦の時にも同じような形で、海がファーって呼んでくれてたので。そこはずっと、結構紅白戦であったり練習であったりで、意識をしていたんで。聞こえたし、力を抜いて、上げるだけでした」

――これだけ分かりやすく、自分が出てから、自分のところから3得点で勝つというのはかなり気持ちいいんじゃないかと。
「アピールしたいなと思ってたので。結果的に3得点、左からっていうのはあったんですけど。でも、まだまだ後半の最後の方は、チャンスのところで、クロスの回数も多かったんですが、引っ掛けてしまうのもあったので。そこの精度っていうのは上げていきたいなと思います」

――とは言え、今日は俺がヒーローだと
「めっちゃ言いますね(笑)。まあ、でも、やっぱりトラは決めてくれるので。クロスも決めてくれる中の人が居てなんぼなので」

――海外に行って帰ってきてからすぐということですけど、このクラブでも、海外でも代表でもってところがありますけど、今後どういう選手になっていきたいですか?
「まずは代表っていうのに行ってるのもこのクラブで育ててもらったっていうのはあるので。まずはここでトップに昇格して、自分がどれだけピッチで活躍して、スタッフの方々に恩返ししたいっていうのがあるんですけど。まず目の前の目標として、代表としても今年ワールドカップがあるので。6月にアジアカップがあって、まずは出場権を獲得しないといけないので。自分が日本の為にも活躍して、しっかりワールドカップで優勝というところも、代表の中でも話しているので。まず、チャンピオンを取って、トップ昇格という。先のことは、あまり考えすぎず、昇格っていうところだけ見て、しっかりやっていきたいです」

――そのための自分のプレーの面で、もっと武器として見せたいところと、もうちょっと変えていきたいところはっていうどうですか?
「攻撃のところは仕掛けのところだったり、クロスのところだったり、利用し切れる、ハードワークできるところは目に見えて自分は武器だと思いますし、守備の強度であったり、守備範囲の広さっていうのが課題なんで。守備も攻撃も、どっちも持っていたらスタートから文句なく使ってもらえると思うので。そういう面で、守備のところは特にやりたいです」

――そういう意味ではこの施設は筋トレしやすくていいのでは?
「そうですね。本当に富士通からは、変わって。本当にいつ来ても筋トレ出来ますし、素晴らしいピッチで、これを使わないのはもったいないので。フル活用したいです」

――まだ高校2年生というところでキャプテンシー的なところ、今年はどう発揮して次の年につなげたいですか?
「キャプテンキャラじゃないですけど(笑)、でもコミュニケーションを取ってしゃべれるっていうところは、持っているので。2年生であろうと遠慮せずに、2年も3年もあまり変わらないと思うので。自分が先頭に立ってやっていくこともヤスさん(長橋監督)に求められるところだと思うので。そういう面も、コミュニケーションのところも自分が先頭に立ってやっていければと思います」

――ちなみに両足ってどうやって蹴れるようになったの?
「なんでかわからないですが、小学校の頃から、小学校部自分FWをやってたんですが、左右両足蹴れたら武器になるなと思ってたので。ひたすら蹴ってました」

――自分で考えて?誰かに教わって?
「一番大きいのは、ここには中1で入ったんですけど、サイドバックで左をやるようになった時に、クロスを蹴れなければサイドバックは武器がないなと思ったので。1年の頃は、ラインを割ることがあったんですが、もうひたすら練習して、蹴って蹴ってという感じでした」

――たくさんのサポーターも来ましたけど、初めての公式戦で雰囲気はどうでしたか?
「最高でした。本当に、声出しはなかったんですが、歓声というのが聞こえたので。自分達、ホームでしたし。まずは開幕戦で勝利を届けたかったと試合前に話してたので。3−0というのは出来すぎかもしれませんが、それをサポーターの皆さんと届けられたっていうのは、自分嬉しいです」

――次もホームでの試合ですが次に向けて
「2試合連続ホームでできるというのは大きいですし、今日勝ちで終われたので。期待してくれてるサポーターも多いと思うので。優勝に向けてもホームで負けていいわけがないので。次節もしっかりと勝って、今日のように無失点で終われたらもっといいと思うので。勝利をどんどん届けられたらと思います」

○長橋康弘監督

――本日の試合の総括からお願いします。
「開幕戦ということもあって、多少固く入るのかなということは、少し想定していたんですが、それを上回るほどの固さで、なかなか前半は思うように、自分たちのサッカーができなかったんですけれども、後半選手たちもこのままじゃいけないというところでスイッチ入れて、後半はようやく自分たちがこうやってきたことが少し出せたのかなというふうに思っています」

――やってきたことっていうのは言える範囲でどんなことなのでしょうか?
「まず、やはり守備の強度というものを、今年は去年以上に意識していこうということで、やっぱりトレーニングから去年できていたことも、できないと、これじゃまだまだ足りないということで、その基準を私らスタッフと、そして選手とで、上げていこうっていう話は常にしています。そういったところが少しは出せたのかなというふうに思いますけど、まだまだやっていかなければならないなというふうに思います」

――前半は固さがあったっていうことなんですが、ハーフタイムで選手にかけられた声というのはどういうものがありましたか?
「やはりちょっとボールをこう自分たちが持っているときに、ミスを恐れて、なかなかこうボールを受けられない選手というのがたくさん見られたので。それじゃあもうね、後悔するばかりですし、やってきたことをとにかくやろうということで、後半はもうミスをしても構わない。その代わり、守備のところで切り替えの早さだったりというところで、チーム全体として保証してあげようというところで、勇気を持ってプレーしようという話をしました。よくやってくれたと思います」

――今日はたくさんのお客様も来てくださったということですし、しかもフロンタウン生田こけら落としという大事な試合でもありました。試合を通してお客さまだったり、そういった状況みたいなところはいかがでしたか?
「そうですね。本当に去年から引き続き本当にありがたいことで、今回はこんな日本一の施設の中でですね。初めてやる公式戦というところで、サポーターの方もやっぱりこうね。見に来ていただいて、この中でやる。感謝の気持ちっていうのを忘れずに、選手たちはやってほしいなということは伝えたのですけど、やはりそういった部分で、多少さらに固くなった部分もちょっと見られたのかな、なんていうところは思いましたが。やっぱりね、こういうような施設を使わせていただいていますし、さらにフロンターレらしいサッカー、内容と結果というものにこだわっていきたいと思います」

――専用グラウンドができたことで、改めてこういったことがメリットがありますか?
「まず筋トレの施設も素晴らしいものになっておりますし、トレーニングが終わった後にすぐ食堂でですね。ご飯をとれるようにもなっています。私たち、コロナの時にですね。筋トレをやる時間だとか。終わってからもやっぱりすぐ返さなければいけないというところで、なかなか30分以内に、食事をとるということはできない選手も多かった中で、この施設ができたら、全てがかなうというところで、その辺のところも、今年はフィジカルの強化というものも、言い訳ができないぐらいのものが整っていますんで。やっていこうと。目指せ青森山田じゃないですけど、でもあそこのね、フィジカル的なところでも目指してる部分がありますので。そこを真剣に、目標にしていきたいと思います」

――去年はチャレンジャーのつもりで1年間、そういうメンタルでやってきましたけど、今日はどんな気持ちでやったんですか?
「今日もチャレンジっていうテーマをですね。今年は再チャレンジっていうところで、やはりファイナルで悔しい思いをしている選手たちがまた今年もいますので。まだもっとチャレンジしなきゃいけないよねっていうところで目標を立てました。そういうようなところは、もうトレーニングから意識してもらってます」

――相手ももちろん対策してくると思うんすけど、前橋育英に何か感じたことがありますか?
「私らのプリンスリーグから一緒に戦っているチームなんですけれども、前育さんのこれまでのイメージとは少しは違ってですね。やはりしっかり守備をつくってきたんだなというようなところが見てとれました。そんな中で私たちがどうやって崩していくかというところで、前半は何もできずというところで、ただ後半ね、しっかりと選手たちがそういったところを自分たちでこう改善していけたのも良かったと思います」

――今日のゲームに関して言うと、1年間去年プレミアで戦ったことのアドバンテージみたいなものを感じる部分がありましたか?
「試合に出場していた選手も去年多かったので、その辺の選手たちがやっぱり後半、徐々に自分たちがやろうとするサッカーっていうのを意欲的にこうやってくれたのかな。ミスを恐れずにやってくれたのかなというところで、そこでこう周りが一緒に付いてきたのかなっていうようなイメージが少しありましたけど、はい」

――後半柴田くんがすごく印象的でしたけど
「彼の持ち味が、こう前へ掛かったところで、クロスで終わったりだとかですね。そういったプレーが特徴ですので。前半を見た中で、柴田もああいう特徴っていうのが後半生きるのかなというところで、本当に本人も良くやってくれたと思います」

――前半各駅停車の感じがしたんですか。後半良くなったのが、柴田くんの交代のところの部分と、あとメンタルの向き合ってよという話の混合なのかなと思ったんですけど、その辺こう、前半と後半の違い、どうでしょうか?
「本当おっしゃる通りで、やはりあのね541のブロックを崩すっていうところで、やはり本当にこう等間隔でボールを回してたら、何も怖くないというところで、前半でいうと、ボランチの二人がですね。かなり距離が開いた中でボール回してたところを、あそこで距離を縮めたりすると、ダブルボランチの距離を縮めることで、周りの距離が少しずつ変わってくる。そこで外が空いてきて、柴田の良さが出るみたいな、感じを簡単に言うと。そんなに簡単にはいかないですけど、まあ、頑張ってくれた、よくやってくれたと思います」

――今シーズン大事な開幕戦を勝ちきりました。今シーズン残りの試合に向けて意気込みをお願いします。
「本当に開幕戦たくさんの人が見に来てくれて、本当にもう感謝の気持ちでいっぱいなんですけれども、やっぱり感謝の気持ちを忘れずに、これが当たり前にならないようにですね。そういう気持ちを常にを持ちながら、私たちはこう成長して、結果と内容で応えられるように。引き続き頑張っていきたいと思います。また、応援をよろしくお願いいたします」

――次の流経大柏戦に向けては?
「やはり流経さんは伝統のですね。本当にボールに対してかなり強度の高い、インテンシティの高い守備というものが特徴だと思いますし、奪ってから縦に速い攻撃っていうところも含めてですね。そこをこう自分たちはやはり上回る自分たちのサッカーでいうことと、やはり流経さんがやってくる良さというところも、どのように消していくかというところも、継続してきて、やっていかなければいけないかなというふうに思います」

■おまけ
・OB選手コメント

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