苦しいときこそ前向きに。そして、自信を持って/J1 第5節 vsC大阪【プレビュー】
■苦境ではあるが
今季はリーグ戦4試合を終えて1勝1分け2敗と負けが先行しているが、鬼木達監督が就任した2017年以降で最悪の数字というわけでもない。
2017年 2勝1分け1敗(大宮○、鳥栖△、柏○、FC東京×)
2018年 3勝1分け(磐田○、湘南△、G大阪○、名古屋○)
2019年 3分け1敗(FC東京△、鹿島△、横浜FM△、G大阪×)
2020年 3勝1分け(鳥栖△、鹿島○、FC東京○、柏○)
2021年 4勝(横浜FM○、C大阪○、仙台○、徳島○)
2022年 3勝1敗(FC東京○、横浜FM×、鹿島○、浦和○)
上記の通り、2019年は3分け1敗でスタート。勝ち点は3しか取れていなかった。また公式戦で見てみると、2018年はゼロックス杯の2-3の敗戦を皮切りに、ACLの2連敗を加え開幕の公式戦3連敗スタートと散々な結果だった。ちなみに2019年は年間6敗のリーグ最小負け数ではあったがホームで守られて勝ちきれず。12引き分けの数字がリーグタイトルを逃す要因だった。2019年の課題だった得点力を改善した2020年以降、別次元の強さを発揮したフロンターレにとって、そういう意味では逆境は成長の糧だとも言える。
なお、これら過去のシーズンとの違いがあるとすれば、今季はケガ人が続出してしまっているという部分。特に最終ラインに負傷者が続いているのが手痛いところだ。そうしたチーム事情を踏まえ、3月14日の練習から田邉秀斗がチーム練習に合流している。
その田邉については昨季のベトナム遠征時のプレーぶりが鬼木監督や寺田周平コーチの目に止まっていたとのこと。鬼木監督は田邉の特徴がフロンターレで生きるのではないかと言う。
「彼のスピードだったり、そういうものっていうのは今自分たちがやろうとしているサッカーには非常に必要なものなのかなと思いますし、生かせるのかなというふうに見てます」
そして田邉が良くなった最大の理由について鬼木監督は千葉でのプレーで身につけた自信ではないかとしており、期待を込めていた。
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