「川崎フットボールアディクト」

若手主体の編成ながら2−0で勝利/日越外交関係樹立50周年記念事業 vsベカメックス・ビンズンFC【速報レポート】

■目立った山内日向汰

ビンズンFC戦はU18所属の加治佐海、八田秀斗の高校1年生コンビを先発で起用。また、桐蔭横浜大からは来季加入の山田新と、現3年生の山内日向汰を。さらに千葉に期限付き移籍中の田邉秀斗もスタメンに名前を連ねた。

その前半に存在感を示したのが左サイドバックで出場した山内。1トップの山田を裏に走らせて合わせる一方、自らも攻撃参加して宮城天との連携でビンズンを押し込む。35分の先制点は、その山内が決めたものだった。

フロンターレは39分に五十嵐太陽がボックス内で縦に仕掛けてシュートを放つ場面もあったが、これはクロスバーに阻まれて追加点とはならず。

カウンターを狙ってきたビンズンの反撃を上手くいなし、前半を1−0で折り返した。

■落ち着いていた宮城天

フロンターレは後半開始時に3枚替え。GKの安藤駿介から早坂勇希、加治佐に代えて遠野大弥、瀬古樹に代えて、橘田健人を投入する。ビンズンもおそらく3枚を交代して後半を開始させた。

フロンターレは前からの守備を意識させており、かなり厳し目のプレスでビンズンを押し込む。

高い位置で奪える場面もあったが、それが形になり始めたのが60分ごろから。59分の山内のオーバーラップからのクロスや、64分の五十嵐のシュート。68分には山田がGKと1対1に持ち込むなど惜しい場面までは作れていたがゴールには至らず。

画面が暗転し、シュートの瞬間が見られなかった70分の決定機も枠にとばせなかった。

1−0の時間が続く中82分に2点目が決まる。左からのCKをGKが弾くと、このこぼれを宮城が落ち着いて蹴り込んで追加点。気持ちが空回りしていた感のあった宮城だっただけに一息付けるゴールになったはずだ。

フロンターレはその後、85分に田所莉旺(U18高1)を。90分には高橋悠斗(U18高2)を投入してベンチ入りメンバー全選手を起用した形。

試合は90+3分にゴールされたかに見える場面があったがオフサイドでノーゴールの判定に。結果的に、2−0で勝利することとなった。

(取材・文/江藤高志)

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