「川崎フットボールアディクト」

多摩川クラシコ史上初の最終戦対決。勝利で他会場を待ちたい/J1 第34節 vsFC東京【プレビュー】

■全員復帰

FC東京戦を前に、取材対応する鬼木達監督がひときわ嬉しそうにした瞬間があった。

それが「久しぶりに、フィールドプレーヤー、あとGKを含め全員でトレーニングできた」ことを報告したとき。もちろんコンディションにばらつきがあるとしつつ「でも、それでも全員でこうなんだろう。戦えるっていう。最後にきて、そういう雰囲気はすごく感じる」のだと話す。そして「すごく今日(11月3日)はいい1日だったなというふうには思っています」と口にした。

鬼木監督がケガに苦しんだ現役生活を送ってきたということもあるのかもしれないが、選手目線に立った一言で、印象に残った。

そんな鬼木監督は、優勝の可能性を残して臨むシーズン最終戦を前に心境を聞かれ「特別変わらないと言ったら嘘になりますけども」と述べて、複雑な心境であることを明かしている。当然、いつもと変わらずに過ごしたいと思う反面、シーズンを締めくくる試合だということで、多少なりとも高ぶるものを感じているのだろう。

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