「川崎フットボールアディクト」

小林悠の先制点を守れず。悔やまれるドロー決着/J1 第30節 vs柏【レポート】

J1 第30節
9月17日(土)(19:03KICKOFF/日立台/12,276人)
柏 1 – 1 川崎

■4バックの柏

柏の4バックは今季初採用。試合後の会見でネルシーニョ監督は最終ラインの人員不足のため、緊急避難的な理由だったと明かしている。また直近の試合での大量失点をケアする意味もあり、この1週間準備を進めていたと言う。

その柏に対し、フロンターレは名古屋戦からは4選手が入れ替わり。また出場停止の山根視来に代わり佐々木旭を起用しており、ポジションでは5つが入れ替わったことになる。フロンターレの準備期間は2日間。名古屋戦翌日はクールダウンに充てられていたはずで、実質的に試合前日のみだったと思われる。これらの理由により、試合の序盤は少々慣れるまでに時間が掛かったようにも思えたが、鬼木達監督はメンバーリストから4バックはある程度想定できたとしている。

「今までと違う形のフォーメーションでしたけれども、自分たちもある程度は分かっていた中で、戦えたと思います」

鬼木監督はまた、試合開始直後に生じていたボールの動かし方の問題を解消した上で、前節の課題だった裏へのランニングが出せていたのではないかとの手応えを口にしている。

「前回と違って、背後を狙うところは走ったりもしてたので。そういう意味でいうと、縦パスなんかも入れる意識がだいぶ増えてきていた」

■徐々にペースを握る

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