「川崎フットボールアディクト」

出せた狙い目と、誤算の内容。結果として拾った勝ち点1/J1 第22節 vs名古屋【レポート】

J1 第22節
9月14日(水)(19:30KICKOFF/豊田/10,691人)
名古屋 1 – 1 川崎

■狙いの形

前半41分に橘田健人が決定機をむかえる。山根視来からのダイレクトパスに反応した橘田が、2列目からボックス内にフリーで走り込み決定的なシュートを放った。展開的に見て、ラッキーな形だったのだろうと思っていたら、意図して作っていたのだと聞いてさらに驚いた。

きっかけは知念慶に対する質問。名古屋の堅守を崩すことの難しさについてのやり取りだった。

「なんとか裏に走りたかったんですが、なかなか走るスペースも、タイミングもなくて。結構、崩しのイメージがなかなか、共有できなかったというのはあったんですけど」

そう名古屋の守備の固さについて振り返る知念が、「一回ケントが裏抜けたシーンとかは、うまくシャドーとローリングして、相手を崩せた。ああいうシーンをもっと作れたらよかったかなと思います」と発言して狙った崩しだったことがわかった。

この場面、パスを出した山根視来にも聞いてみたが、前に強い名古屋のディフェンダーに対しどう裏を取るのかは狙い目のひとつだったのだという。

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