「川崎フットボールアディクト」

1週間でリフレッシュ。原点回帰の好ゲームでライバル広島に快勝/J1 第29節 vs広島【レポート】

J1 第29節
9月10日(土)(18:33KICKOFF/等々力/20,873人)
川崎 4 – 0 広島

■即時奪回

ここ最近、試合前のフロンターレのメンバーを見て、結果的に試合がどちらに転ぶとしても、勝てそうにしか思えないのだが、さすがに4-0という結果には驚かされた。これほどまでに大差が付く相手ではないと思っていたからだ。

両チーム通じて最初のチャンスは前半4分の広島のサイドアタック。スローインからエゼキエウがニアゾーンに侵入しゴール前に入り込んだ川村拓夢に合わせた場面だった。非常に危険な形だったが、リーグ戦では7月9日以来の出場となった佐々木旭が体を当ててブロック。事なきを得ている。

その佐々木が、家長昭博の先制点をアシストしたのが前半34分のこと。この時間帯になると、試合展開はフロンターレが握る状態になっていた。

そうした展開について山根視来は「前半から、特に左サイドのところで、点とったシーンも、その前からずっとそうでしたけど。相手のラインがペナに全員入っているくらいの感じで回せたので。今日はすごくなんか、流動的にというか、良かったなと思います」と振り返る。

広島が引いて守るゴールの前で、丁寧にボールを回して穴を探る。自陣から相手のプレスをひとつ外して前につなぐ組み立てと合わせ、らしさが戻ってきた感がある。

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