「川崎フットボールアディクト」

原点に立ち返る一週間を経て、手応えを伴い臨む一戦/J1 第29節 vs広島【プレビュー】

■コンディション回復

鬼木達監督は、言い訳をしない。たとえば逆転負けした湘南戦の試合後の会見でもそうだった。

「思うような展開に持っていけない。そういう意味でいうと、非常に反省しないといけない、それは自分ですが、そういうゲームだったと思います」と述べ、反省の矢印を自らに向けて試合を総括。個別質問で、動きの鈍さについて質問されてようやく「言い訳にはしたくないですけど、反応のところはかなり鈍かったかなと思います」と回答したが、言い訳にしないところがらしかった。振り返ると、コロナによって戦力が削がれた浦和戦後も泣き言を口にしていないのだから、そういう監督なのだ。

その鬼木監督に、1週間の時間があったこの広島戦に向け、準備の質が上がったのかどうかを聞いてみた。

「やっぱりそこは、どのチームもそういうものだとは思いますね」と中2日の湘南戦と比べ、準備段階の質の向上を認める鬼木監督。さらに言うとプロのレベルだからこそ、準備段階の差が出やすいのではないかとしていた。

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