「川崎フットボールアディクト」

鳥栖のリスペクトを、流動性で上回るフロンターレ/J1 第20節 vs鳥栖【レポート】

J1 第20節
8月31日(水)(19:03KICKOFF/等々力/13,923人)
川崎 4 – 0 鳥栖

■真っ向勝負の鳥栖

鳥栖の川井健太監督が、フロンターレへのリスペクトを込めて4バックで試合に臨んだ理由を説明する。

「我々はやはり川崎さんを見習いたいと思っています。そういう意味では、ここで、うまく(3バックにして)かわしたとしても、本当に何も残らない可能性もあると思います。そういう意味では僕は選手はできると思っていたので」

しかし、差はあったと川井監督。埋められない差ではないとも述べたが「今日に関してはうまくいかなかった。ただそれだけです。選手の責任は一切ありません」と潔かった。

もちろん鳥栖に打てる手がなかったわけではない。

「対策を練って、一つやりあうっていうのはもちろんあったんですけれども」

ただし前述の通り、見習いたいと話すフロンターレとの真っ向勝負を避け、勝ち点を持ち帰れたとしても、何も残らないのでは意味がない。そういう心持ちでこの試合に臨んでいたのだという。

フロンターレとの差を埋めたい。その思いは前半中に一度3バックに変更したシステムを、後半開始時に再び4バックに戻す采配からも伝わってくる。

「やはり誰がどう見ても左サイドをうまくいってなかった、というところでは、まずは人数を揃えましょうということで、そこで(前半途中に3バックに)変更しました」

■流動性

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