「川崎フットボールアディクト」

昨季、唯一勝てなかった城福浩監督との対戦。気の抜けない試合になりそう/天皇杯3回戦 vs東京V【プレビュー】

■唯一勝てなかった監督

東京Vと対戦した最後の公式戦は、今回と同じ天皇杯3回戦で2013年のことだった。大久保嘉人が中盤に降りてパスをさばき、万能タイプの選手の真骨頂を見せてくれたことが強く印象に残っている。その時の対戦から9年越しの再戦ということになる。

そんな東京Vは6月13日に監督交代を発表。堀孝史前監督の退任と城福浩新監督の就任が発表された。堀前監督はシーズン序盤こそ快調なペースで試合を進めたが、9節に今季初黒星を喫して以降急失速。3度の2連敗を喫するなどチームを立て直せなかった。新監督の城福監督指揮下の東京Vは、だからまだ山口戦を1試合消化したのみとなっている。

例えば鬼木達監督は「城福さんになってからのゲームはまだ(しっかり)見てませんけれども」とした上で「今までのヴェルディという意味では、やっぱりしっかりとした技術を前面に出して、崩して点を取るというか。まあ、そういうところはやっぱり他のチームとはちょっと違うのかなという。違いを出してくるのかなという感じはやっぱりしますね」と述べる。また「監督が変わったタイミングっていうのは、全ての選手にやっぱりエネルギーがあるので。そういう意味でいうと、ヴェルディで今までできた選手、でてない選手、そういうものはもう関係ないことになると思うんですよね」と分析。だからこそ「自分達はもう相手どうこうではなくて、自分たちのサッカーに集中しなくてはいけない」のだとしている。

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