玉座は覆ったのか。それともこの試合特有の問題だったのか。0−4の大敗を考える/J1 第15節 vs湘南【レポート】
J1 第15節
5月25日(水)(19:03KICKOFF/等々力/14,068人)
川崎 0 – 4 湘南
■「絶対王者ではない」
王者の落日と見るべきか。それとも一過性の現象に過ぎないのか。
フロンターレが湘南に4失点を喫し、無得点のまま敗れた。それだけでもインパクトは十分だったが、その試合後、さらに強烈な一言が聞かれた。
「今のフロンターレは絶対王者ではない」
湘南の池田昌生が口にしたこの言葉を聞いて「ついに出てきたか」との思いを強くした。薄々とは感じていた事ではあったが、改めて言葉として発せられたことで、現実感を伴って具象化したような感覚を持たされた。もはや、圧倒的に強かった過去2シーズンのフロンターレは過去のものになってしまった、という事実がだ。
それほどまでに、フロンターレはやられてしまった。プレスを掛けられ続け、パスコースを限定され、狙い撃ちにされたパスがカットされ、ボールロストを繰り返してしまった。結果としての0−4のスコアは、そういう意味で、妥当なものだった。
■縦に速く
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