谷口彰悟「久々に応援を聞いて、やっぱりサッカーってこういう中でやるべきだよなっていうのもすごく感じました」【コラム】
谷口彰悟にACLでの声出し応援について聞いてみた。マレーシアのジョホールバルで行われたACLのグループステージは、鳴り物と声出し応援が解禁されており、第5節の蔚山現代戦から本格的な応援が行われていた。
「久々に応援を聞いて、やっぱりサッカーってこういう中でやるべきだよなっていうのもすごく感じました」
ACLからの帰国後、隔離期間中にweb取材に応じた谷口はサッカーのあるべき姿として、声出し応援の復活を希望。さらに、実際に応援に駆けつけたサポーターに対し感謝の言葉を口にした。
「本当に遠くまで、マレーシアの地までサポーターの方が足を運んでくださって、声援を与えてくれたのは、すごく。本当に人数はそんなに多くはなかったですけど、すごく力になりました」
そんな谷口は、ジョホール・ダルル・タクジムのサポーターの声援についても楽しめたのだと振り返っている。
「今回は、フロンターレの応援団もそうですけど、ジョホールの完全アウェイの中の、久々に声援が鳴り響くスタジアムの中でサッカーをやったっていうのも、完全アウェイでいたけど、何かこう、ちょっと楽しかったりとか。そういったものもありました」
ジョホールのサポーターの組織的な声援は、Jリーグでは消えて久しい風景を現出させており、スタジアムの熱戦を後押しするスパイスになっていた。そうした文脈の中で、谷口は改めて声出し応援が出来る日が戻ってくることを希望していた。
「そういった(声出し応援の)中でサッカーまたできる日が早く来ればいいなっていうのはすごく感じながらやっていました」
ちなみに第5節の蔚山戦からの応援を主導したのはTAMAGAWA BOYSで、ドラムにリードされた声援を久しぶりに聞いてサポーターの応援の必要性を改めて感じた。
声出し応援はJリーグでも議論されているとのことで、前向きに進展することを期待したいところだ。
(取材・文/江藤高志)
■参考リンク
【取材ノート:川崎F】地元チームの声出し応援とJリーグの凋落傾向
https://www.jslink.jp/news/jslink/n-00253026/