「川崎フットボールアディクト」

高温多湿のジョホールバルで、迎え撃つは、天敵蔚山現代/ACL2022 GS第1節 vs蔚山現代【プレビュー】

■高温多湿

かなり湿り気を帯びた空気が体にまとわりつくのがわかる。湿気が多いと汗が蒸発しきれず、十分な体温調整機能を果たせなくなる。それが発汗を促し、さらに体から水分が奪われることになる。蒸し暑い環境は地味に怖い。

「予想以上に蒸すなというのは、選手もストレッチしてるくらいの時からじわっと汗が出始めて。その後はもう止まらない。みんな汗が流れ出ているので。そこのダメージは、試合を6試合通してはあるのかなと想像してますね」と鬼木達監督。

そんなジョホールバルで集中開催されるACL2022は、地元ジョホール・ダルル・タクジムが関わらない試合は、現地時間17時キックオフの日程となった。基本的に22時キックオフのホームのジョホールが17時キックオフの試合を戦うのは1試合。同時刻開催が必要なグループステージ第6戦の蔚山現代戦のみだ。相対的に涼しい22時という時間帯に5試合を戦うジョホールは、グループステージを通じてのコンディションの低下が抑えられるものと目されている。

一方、6戦中4試合が現地時間の17時にキックオフするフロンターレは、相手との戦いに加え、蒸し暑さとも戦う必要が出てきた。

そんな4月14日に17時30分から蔚山戦の試合会場となるタン・スリ・ダトー・ハジ・ハッサン・ユヌススタジアムで始まった試合前日の公式練習時に、ピッチ内の陰の伸び方を見ていた。前半40分頃にあたる17時40分頃のタイミングでもピッチの半分程度に日差しが残る状態で、夕方の日差しであることを差し引いても、気になる部分に思えた。

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