「川崎フットボールアディクト」

修正力で奪った先制点を守れず。2019年の横浜FM戦以来の4失点で敗戦/J1 第9節 vs横浜FM【レポート】

J1 第9節
2月23日(水)(14:03KICKOFF/日産/20,433人)
横浜FM 4 – 2 川崎

■修正力

32分に家長昭博が押し込んだ先制点はフロンターレの適応力の現れとみていい。

試合開始から20分ほどまでは横浜FMのパスワークに上回られ、分厚く握られる展開に苦しんでいた。その前半の間にペースを取り戻し、ゴールまで決める。そんな前半の戦いぶりからチーム力が感じられたからだ。この前半の戦いについて鬼木達監督はこんな話をしてくれた。

「多少、守備のところでね、うまくはまらないというか。そういう時間もありましたけども」と話す鬼木監督は「ただ時間とともにかなり修正できて、そういう意味で言うと、ゲームの中で修正したいという、成長したいというところで言うと、前半の中ですごく良い形に持って行けたのも多くあったので」との手応えを口にした。そして「選手の理解とか、行動とかは良かったのかなと思っています」として、試合を立て直した選手たちの適応力を褒めていた。

この横浜FM戦を前に鬼木監督は、隔離期間や代表招集といった今季特有のチーム作りの難しさを語る文脈の中で「すり合わせる時間というのはまだまだ必要かなと思ってます」と発言。その上で「ただ、ゲームの中でしっかりと。終わってからとかではなくて、できるだけゲームの中で修正できるところはして行きたいと思ってますし」と述べていた。勝利が付いてこなかったのが残念ではあるが、鬼木監督が目標としていた修正力をチームが発揮した前半だった。

■連続失点

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