「川崎フットボールアディクト」

五十嵐太陽「見本になれるように。目指してもらえる選手になれるように、頑張って行かないといけないなと思います」【コラム】

五十嵐太陽がプレーした昨季のユースはとにかく強かった。コロナの影響で一部の試合がキャンセルされたが、それでもリーグ戦14試合を12勝1分け1敗の成績で優勝。2位の前橋育英が14試合を8勝2分け4敗の成績だったことを踏まえるとその強さの一端がわかるはずだ。プレミアリーグへの参入戦も阪南大学高校を相手に3−0で勝利。過去何度と無く挑んできたプレミア昇格の壁を軽々と超えた。

歴代のユース最強とも言えそうな昨季のチームではあるが、トップ昇格は五十嵐一人だけ。それだけトップ昇格が狭き門だということ。その難関を通過した五十嵐に大学を経由せず、アカデミーから直接トップ昇格したということについて聞いてみた。

「今まであまりそういうことを考えてなかったんですけど」と率直に言葉を発した五十嵐は、改めて感じた思いを教えてくれた。

「実際考えてみれば、偉大な先輩たちがいる中で、自分も続いて行かなきゃいけないですし」

国内外を問わずフロンターレアカデミー出身選手の活躍が目立つ中、そうした先輩選手の背中を追いかける必要性を口にして「下部組織のユースだったり、ジュニアユース、小学生たちに、本当に見本になれるように。目指してもらえる選手になれるように、頑張って行かないといけないなと思います」と決意を述べていた。

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