「川崎フットボールアディクト」

U18プレミアリーグ参入戦出場権を手にする/プリンスリーグ関東 第15節 川崎U18vs前橋育英高校【#オフログ】

川崎U18が長橋康弘監督の指揮下に入って2年目の今季、U18は破竹の勢いで結果を出していた。情報として、強いという話は聞いてはいたのだが、なかなか取材に訪れる機会が得られず。ようやくファン感が行われた10月10日に取材することができた。

プリンスリーグ2021関東は第15節の5試合を10月9日と10日の2日間で消化。川崎U18は2位の前橋育英高校と直接対決を行った。

試合内容は、前半は両チームともにプレーの精度が上がらないという印象で、なかなかゴール前までボールを運べないような試合展開に。4-4-2の川崎U18に対し、前橋育英は4-2-3-1で対抗。ともに守備陣が粘り強く戦っており、組み立てのきっかけを作らせないような試合内容となっていた。

その中でも川崎U18は長短のパスを使い分けつつ、ボランチの#18大関友翔の個人技でチャンスメイク。#9田中幹大と#10五十嵐太陽の2トップにパスを繋ぎ、局面打開を狙った。

そんなフロンターレは後半59分に#23川口達也が蹴ったFKを#15高井幸大が頭で合わせ先制。さらに65分には五十嵐からのパスを受けた田中幹が豪快に蹴り込んで追加点を決める。

73分にも五十嵐がGKを浮き球で外してゴールに押し込み、決定的な3点目を決めた。

川崎U18は、そのまま無失点で試合を終わらせたかったが、後半ATの90+3分に前橋育英の#24高足善のゴールを許し、無失点試合とはならず。結局試合は3-1で終了。2位前橋育英を相手に2点差を付けての快勝となった。

この試合の結果、川崎U18は勝ち点を30として首位をキープ。開催されなかった第10節〜13節はそのまま未消化のままリーグ戦は終了するとのことで、12月に開催予定のプレミアリーグ参入戦の出場権を手にすることとなった。

過去、アカデミーの先輩方が挑戦してきた分厚い壁を破り、プレミアリーグ参入の挑戦権を得た歴史的な一戦となった。

(取材・文・写真/江藤高志)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ