「川崎フットボールアディクト」

どちらのエンドでやってても芝はダメだった【コラム】

ACL蔚山戦におけるPK戦は、ピッチコンディションの悪さが大きなポイントになっていた。特に2人目に蹴った長谷川竜也は軸足を乗せた芝がめくれ、足を滑らせてボールを枠に飛ばすことすらできなかった。勝敗を分けたあのPKはどうセットされたのか。登里享平に少し教えてもらった。

レアンドロ・ダミアンが交代したあとにキャプテンマークを引き継いだノボリは、PKに入るときにコイントスに臨んでいる。 そのノボリの話では、PK戦が始まる前に、どちらがよりよいのか、選手間で話していたのだという。

「ピッチのところで、どっちがいいかっていうところは、選手で話していました」

ところがコイントスの場面では、モハメド・アブドゥラ・ハッサン主審は、主審自ら手を指差してエンドを指定。

「コイントスの時に審判の方に聞いたら、もう決まってるって言うか。テレビの方も含めて、ルールというか、それも決まってるっていう風になって」いたのだという。中継カメラのセッティングなどの関係もあり、エンドは主審、もしくはAFCが事前に決めていた。だから「コイントスは先攻か後攻のところのジャッジのところだけ」のものだったとノボリ。

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