「川崎フットボールアディクト」

ACL最終戦。ターンオーバーが予想される中、勝利で締めくくりたい一戦/ACL GS第6節 vs北京【プレビュー】

前節の勝利により、すでにグループステージ首位通過を決めているフロンターレではあるが、この北京戦はグループステージ6連勝を狙う試合となる。

ポイント1「達成感には浸れない」
ポイント2「どう出るか、北京」

■ポイント1「達成感には浸れない」
ちなみに過去にACLで6連勝を達成したクラブは4チーム、4回しかない。2005年の山東と釜山。2010年の鹿島。2018年のAL Duhailの各クラブ。なお、先日名古屋がACL史上5チーム、5回目の6連勝をかけて浦項と対戦したが、1−1で引き分けて記録達成を逃している。

今大会ではフロンターレ以外ではグループFの蔚山に6連勝の記録達成の可能性が残されている。中国国内の混乱やコロナ禍による日程変更により、若手チームを派遣してきた北京、広州のチーム事情。また出場を辞退したオーストラリアの問題もあり、戦力差に偏りがでている側面は否めないが、それはそれとしてまずは目の前の試合に集中してもらいたいところ。

ちなみにフロンターレのACLの連勝記録は2017年に記録した5連勝という数字で、この件について鬼木達監督に聞いてみた。

「そこら辺の記録はあまり意識したことなかったので。まあ今聞いてあーそうなんだと思いますけど」と話し始めた鬼木監督の反応は予想通り。鬼木監督は基本的に記録に頓着していないが、結果的に5連勝できたということについては「こういうリーグ戦というか、特に今回のような短期間で行われるのは、やっぱり勢いとか、そういうものもすごく大事なのかなっていう風に思った」との考えを背景に「やっぱりチーム全員でこれたというのは、あのやっぱり大きかったのかなと思います」と述べている。

さらに鬼木監督は「また6連勝ってもの自体には、こだわりはないですけど、ただ、やっぱり勝ち続けたいって言う思いはいつもあるので。そこは本当に一戦必勝で戦っていく上でね、記録として残っていくのであれば、それはまあ自分たちがいつも歴史を作ろうとか、そういう話もしているので。そこに携われるのであれば、そういう形で行きたいなと思いますね」と発言。目の前の1試合を大事に戦うというスタンスに変わりはなく、それが結果的に記録になるのであれば、そこに携わりたいとしている。

すでに首位通過を決め、ウズベキスタン遠征の最後の1試合ということで緩みが出てしまう可能性が怖いが、この件について谷口彰悟にキャプテンとしての見解を聞いてみた。

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