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塚川孝輝は最終節北京戦も回避。正式な診断は帰国後に【ニュース】

塚川孝輝について、鬼木達監督は第6節の北京戦の起用はないと明言。大邱戦翌日の7月9日のweb取材の際に述べた。

塚川はACL第4節のユナイテッド戦中に頭部を強打。脳震盪の疑いでピッチを退いていた。この件について鬼木監督は「今こっちで、病院と専門のドクターにしっかり見せれていないというか。判断できる人がいない」とのことで「日本に帰ってから、そこら辺のところはね、しっかりと進めていきたいなと、いう風に思ってます」と話す。

なお、チームとして確定的な診断ができないとのことで「今回のACLに関しては、脳震盪の疑い」という扱いにし、JFA策定の脳震盪からの回復プログラムに乗せているということのようだ。当然
すでに終えた大邱、そして最終戦の北京戦は出場させないとのこと。

「ACLに関してはもちろん出場させませんし、向こうに帰ってから、ドクターの判断を仰ぎたい」

なお塚川自身はすでに元気にしているとのこと。

「今は普通に元気にしているので。そこは心配なくしてください」と鬼木監督は話していた。

頭部を強打したのは後半50分のCKの場面で、頭で行こうとした塚川に、パンチング直後の相手のGKの頭がぶつかっている。その後、塚川はプレーに復帰したが、7分程度経過してピッチに座り込み、そのまま交代となった。なお塚川は2月20日のゼロックス杯でも頭部を強打して脳震盪と診断されている。

この件、12ヶ月中に2度目の脳震盪を起こした場合についてJFAには規定されたガイドラインがない。過去には柏の中村航輔に同様のケースがあったが、他競技団体のガイドラインを参考に長期の療養を実施している。

いずれにしても、塚川については北京戦は回避。すべては帰国後の検査次第ということになりそうだ。

(取材・文/江藤高志)

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