「川崎フットボールアディクト」

先発復帰の大島僚太が躍動した前半。橘田健人の守備が光った後半/ACL GS第3節 vsユナイテッド【レポート】

ACL GS第3節
7月2日(火)(19:00KICKOFF/Lokomotiv/0人)
川崎 8 – 0 ユナイテッド

■粘られた前半
前半の大島僚太、後半の橘田健人と、インサイドハーフで先発した両選手の活躍が目立つ試合となった。

前半最大のトピックスは大島の先発復帰。G大阪との天皇杯決勝以来の先発となった大島は、開始2分に挨拶代わりのパス。三笘薫の前方に優しいパスを付けて勝負させ、CKを奪取している。圧力の高かった序盤のセントラルに対し、大島はこのプレーを筆頭にシンプルにボールを動かし、局面打開を狙っていた。

前半のみの出場となった大島は「やはりACLはどの試合も難しい展開になると感じている。前半、相手がスライドしながら守ったり、最後のところで体を張って頑張っていた。そこで自分たちが一発で背後を狙うボールが多くて、選手1人ひとりの距離が遠くなってリズムが出なかった」のだと反省点を口に。

その大島には、左で並んでいた三笘との連携が期待されたが、セントラルは複数の選手で三笘をケア。簡単にやらせないという強い意思が伝わってきた。

三笘は、ユナイテッドの試合運びについて「後ろを固められて先制点を取るまで時間がかかったのは次の課題だが、チームとして焦れずにやり続けることはできた」と指摘。三笘のサイドはケアされていたが、ただ、それであれば、逆サイドを使えばいいということで、攻撃の主体は右サイドにシフトした。

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