ローテーション成功。勝利必須の試合を7得点の大勝で終える/ACL GS第2節 vs北京【レポート】
ACL GS第2節
6月29日(火)(21:00KICKOFF/Lokomotiv/0人)
北京 0 – 7 川崎
■平均年齢U20の北京
フロンターレは前節から6枚を入れ替えて試合をスタート。
選手の入れ替えは試合の質を低下させるリスクを抱える一方、過密日程の中ローテーションによって選手のコンディションを整えやすいメリットもある。相手との力関係や、ケガのリスクを視野に入れつつ、今回のメンバーを送り出したということであろう。
ちなみに北京は前節から2選手を入れ替え。フロンターレ戦先発メンバーの最年長は23歳のGK郭全博で、その郭を含めた北京の先発メンバーの平均年齢は19.9歳だった。キャプテンの梁少文を筆頭に19歳の選手が5人先発していたため20歳を割る数字になっている。なお北京はベンチ入り10選手を加えた21選手の平均年齢が19.6歳だった。
平均年齢U20の北京は序盤、フロンターレのボールホルダーに厳しくプレス。フロンターレの出鼻をくじく作戦に出る。6選手を入れ替えたフロンターレの最大のリスクが連携にあると考えると危ない時間帯だったが、フロンターレは前後左右にボールを動かしつつこれを剥がし、時にボールロストしながらも、相手の技術の拙さに助けられつつ押し込み始める。
4分に小林悠のポストから遠野大弥がシュートを放つ場面で北京に怖さを与えると、5分には長谷川竜也から脇坂泰斗の連携でCKを奪うなどした。
先制点は7分。旗手怜央のサイドチェンジのパスを受けた遠野のクロスを長谷川が押し込んで1点目。楽勝ムードが漂うが、この直後に平凡なロングパスの処理を誤り、最後は段德智にシュートを許してヒヤリとさせられた。
たださらにこの直後、小林がラインの裏を突いて独走。1対1はGKにセーブされたが、これをつないだこぼれ球を橘田健人がねじ込んで立ち上がり9分までに2点をリードすることとなった。
この2得点を境に北京は前に出る守備をやめ、自陣でブロックを作る守備に移行。フロンターレが分厚く攻める時間が始まった。
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