「川崎フットボールアディクト」

アジアでも示したい強さ。優勝を目指しての初戦/ACL GS第1節 vs大邱【プレビュー】

さて集中開催のウズベキスタンでのACLが始まる。

ウズベキスタンと聞いてちょっとした怖さなどを感じたかたもおられるかもしれないが、12年前の印象ベースで言わせてもらうと、危なさは感じられなかった。

語尾に「スタン」と付くとイスラム教国の雰囲気が感じられるものだが、旧ソ連に属していたことで宗教色はかなり薄まっていたのかもしれない。人も穏やかで、旧ソ連ではありながらも親日的な側面があるらしい。タシケント市内を散策できればよいのだろうが、今現在はコロナ禍の只中であるため、チーム行事としての行動を除けば、選手個人が個人的に散歩することはできないとのこと。過密日程のため、市内を散策するような時間はそもそも無いのかもしれないが、現地の方との接触がかなり制限されてしまうのは異国での醍醐味が奪われるという点でもったいないと感じるところだ。

そんなACLは、26日の大邱戦から始まるが、この試合に向けて以下の点について展望していく。

ポイント1「過密日程」
ポイント2「ピッチコンディション」
ポイント3「大邱」

■ポイント1「過密日程」

中2日で6試合の過密日程での大会について、これまでのキャリアの中で監督としても選手としても「初めてですね」と苦笑いする鬼木達監督は、「ちょっとこれは想像できないですけど。まぁでも臨機応変にやるしかないかなって」と述べる。すなわち試合を前に「いろんなシュミレーションはしますけど。なんかシュミレーションをしていても多分、その通りにはより行かない大会なんだろうなという風には思っている」のだと指摘して「まぁそこら辺はなんか、自分も選手も鍛えられる大会になるんじゃないかなというふうに思っています」と前向きに述べている。

谷口彰悟はこの過密日程を勝ち抜くために必要なことを聞かれ、こんな答えを述べている。

「さすがに、中2日の6試合。多分総力戦になってくると思いますし。本当に全員がいい準備をしないと、簡単に勝ち上がることはできないと思っているので」

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