「川崎フットボールアディクト」

谷口彰悟「ロッカー内でも円陣ぽいことはやってるので」【コラム】

フロンターレが試合前の円陣を取りやめている件について、5月13日のweb取材の際に、谷口彰悟に聞いてみた。

この件、どういった経緯で取りやめているのか鬼木達監督も把握していなかったが、質問を受けた谷口は苦笑いで「そうですね(笑)。なんか深く考えてないっていうか」とのこと。

きっかけがコロナであるのは間違いなく「最初はコロナの影響でそういうのやめようという話はあって、どのチームもやってなかったと思うんですけど」と話す谷口は、結局のところ円陣を行わないことに慣れたのだと話す。

「まあそれに慣れるともう、別にいらないかなっていう(笑)」

もちろん試合前のロッカールームでも円陣のようなことはやっており、重ねてやる必要性を感じていなかったということもあるようだ。

「ロッカー内でも円陣ぽいことはやってるので。そこはそんなに、ロッカー内でもしっかり喋ってるし。特別またピッチでやんなくてもいいかなっていう」

ちなみにこの意思決定のところでは、特に誰かが主導権を取ったということはないとのこと。

「そこについては誰も何も話してないですね、正直」

円陣が解けたあと、選手同士でハイタッチする姿はそれはそれでよかったが、円陣で気合を入れる相手チームを、ピッチ上に散らばって待つスタイルも王者の風格が感じられてそれはそれでいいもの。円陣なしのスタイルについては、なんとなく継続してきたということだけに急に復活することもありえるが、いずれにしても自然とそうなった、というのが正解ということのようだ。

(取材・文/江藤高志)

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