「川崎フットボールアディクト」

取れなかったMVP【コラム】

ベストイレブンに9選手を送り込んだ2020年の川崎フロンターレがJリーグ史上最強チームの一つだと言って差し支えないだろう。

今季記録した数字は、最多勝ち点83、最多勝利試合数26、最多得点(ゴール数)88、最小敗戦数3、最多得失点差57、2位との勝ち点差18、連勝記録12、4試合を残しての最速優勝というもの。

これだけの数字を残したフロンターレではあったが、爆発的なFWは居なかった。MVPと得点王のダブル受賞を果たしたオルンガが28ゴールを荒稼ぎした一方、フロンターレでは、チーム内得点王が14ゴールでリーグ4位の小林悠で、13ゴールで5位タイの三笘薫、レアンドロ・ダミアンが続くという構図になっていた。

勝敗につながる得点を特定の選手に依存しなかった一方、どこからでもゴールを奪える得点力は相手にとっては脅威だったはず。それはつまり目立つ選手が居なかったということでもある。

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