谷口彰悟の先制点を守れず。決定機を外し続け、ドロー決着/J1 第32節 鳥栖vs川崎【レポート】
J1 第32節
12月12日(土)(14:03KICKOFF/駅スタ/9,451人)
鳥栖 1 – 1 川崎
■強気の先制点
谷口彰悟の頼もしい言葉だった。
0−0で推移した試合が動いたのは後半57分のこと。右からのCKを素早くスタートさせた家長昭博の判断で局面が展開。鳥栖の守備を剥がしながら脇坂泰斗が前を向いてボールを貰った。ファーに位置していた谷口は「ヤスが持った瞬間にフリーで走り込める状況だったので」とその場面を説明。脇坂に対し「俺を見てくれ、俺に合わせろ」と思っていたのだという。
ゴール前の危険な場所で突然自由を与えてもらった脇坂は、ファーに走り込む谷口に完璧なボールを合わせた。
「信じて入っていった結果、素晴らしいボールが来たので。もう余計なこと考えずに、ボールに集中して迷いなく決めることができました」
前半から決定機を作れていただけに、ようやく決まった得点に安堵した瞬間だった。
■フロンターレのパスワーク
フロンターレと対峙した鳥栖は、全体を締めるというよりも、ボールホルダーへの圧力でフロンターレの攻撃を規制しようと試みていた。その鳥栖の最初の守備を剥がすことで、フロンターレは広いスペースを使えていた。試合後の金明輝監督は、そうした試合展開について理想とは違っていたと話す。
「川崎さん相手に自分達の理想を掲げて戦ってもなかなかね、勝つというところまではいけないと思いました」
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