「川崎フットボールアディクト」

3連戦の3試合目。首位鹿島との直接対決で勝ち点差を縮めたい/J1 第31節 鹿島vs川崎【プレビュー】


強いからこその首位なのは間違いないが、その鹿島との直接対決は勝ち点差を縮められる絶好機。このチャンスを活かし、逆転優勝の可能性を高めたいところだ。
そんな試合に向け、以下の3点について論じてみたい。

ポイント1「状況確認」
ポイント2「3連戦の3試合目」
ポイント3「ルヴァンとの違い」

■ポイント1「状況確認」

32節の浦和戦を火曜日に消化した関係で、フロンターレの今季のリーグ戦は残り3試合となった。消化試合数が1試合多いフロンターレの勝ち点が54なのに対し、首位鹿島、2位FC東京が勝ち点59で並び、3位横浜FMが58。幸いなことにフロンターレは今節の鹿島と、33節の横浜FMと、直接対決を2試合残しており、自力で勝ち点を縮められる立場にある。

フロンターレが伸ばせる最大勝ち点は3連勝した場合の63。つまり、鹿島、FC東京は残り4試合で勝ち点を5点、横浜FMは6点積み上げればフロンターレに抜かれることはなくなるということ。また、この鹿島戦を落とすと鹿島の勝ち点に追いつけなくなるため、3連覇はなくなる。もちろん勝ったとしても他力である状況に変わりはないが、ルヴァンカップ決勝を勝ち抜いた経験は、諦めない気持ちの大事さを選手たちに残してくれている。

例えば小林悠は、ルヴァン杯決勝で手にしたものを次のように説明している。

「諦めないことの大事さはみんな理解していると思いますし、先制されても慌てなくなったと思いますし。90分どうやってみんなでコーディネイトしていけば良いのか、みんなで意思の疎通は取れてるなと思います」

また、谷口彰悟は「一発勝負というものに対する取り組み方というのは良かったと思いますし、あれが結果につながったというのは、また一つ自分たちを成長させてくれた、という思いもあります。そうやって負けられない試合、勝負どころで強さを発揮できるチームになっていかないといけないので。本当に残り全試合、そういう戦いなので。そこで踏ん張ってしっかり結果を残し続けられればいいかなと思います」と力強かった。

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