飲水タイムでゲームプランを変更。大分を振り切り勝利/J1 第20節 川崎vs大分【レポート】
J1 第20節
7月27日(土)(19:03KICKOFF/等々力/22,715人)
川崎 3 – 1 大分
■試合を変えた飲水タイム
試合を変えたのは、前半28分に導入された飲水タイムだった。それまでの時間帯、フロンターレは大分ボールに対し積極的なプレスを仕掛けていた。慎重過ぎた鳥栖戦で引き分け、大胆に強気で臨んだFC東京戦で快勝。そうした流れを受け、チームとして判断した戦い方だった。
たとえば車屋紳太郎は試合前「FC東京戦みたいに、引く守備でなく、前から取りに行く守備というか、コンパクトにやれればいいかなと思います」と述べている。
齋藤学は試合後「正直な話、すごく対策をしたんですよ。大分のプレスに対して引かないで、前から行こうと。で、チェルシー戦が終わってからすごくみんなで考えてやったんです」と振り返る。
強気という言葉で説明されるフロンターレのこの方針により、大分はまんまとフロンターレを自陣深くに引き込むことに成功。素早い攻撃を成功させていた。5分の田中達也の強烈な一撃を皮切りに主に左サイドから。ときに中央を狙って。
中村憲剛が振り返る。
「東京戦のぼくらを見て、どう考えても前から来るだろうというのは向こうもあったでしょうし、オレらも行こうよ、という気概はあったので。その気概が見事にすかされた」
(残り 1820文字/全文: 2365文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ