【速報レポート】J1 第20節 川崎vs大分 追いすがる大分を突き放す
■守備ブロックを突破するパスワークもゴールには結びつかず。大分のサイド攻撃をしのぎ0−0で後半へ
お互いにボールを握りたいチーム同士ということで、立ち上がりはにらみ合う展開に。そんな試合の最初の決定機は8分の阿部浩之のシュートから。10分には小林悠のシュートがポストを直撃するが、これも決まらず。
膠着状態に陥る試合は、20分ごろから大分が左サイドを使った攻撃でフロンターレを圧迫。際どいシーンを連発させた。
28分の飲水タイムを境に阿部と齋藤学のサイドを入れ替えて大分の左サイドからの攻撃に備えた。ちなみに阿部と齋藤はこのあともサイドを数回入れ替えている。
フロンターレはその後も大分の守備ブロックを突破して決定機を作り出すが、結果的に得点は生まれず。0−0で前半を折り返している。
■久しぶりの勝利
後半、開始早々の51分に中央を突破して齋藤学が先制点を奪うが、その3分後に同点ゴールを喫する。
大分に乗らせたくないフロンターレははここで試合をコントロールして落ち着かせると、61分に小林悠が勝ち越し点を奪って1点をリード。
同点ゴールを目指す大分の反撃をしのぎつつ、試合終了間際の85分に阿部浩之が2試合連続となるコントロールシュート決め試合を決定づけた。
試合はそのまま3−1で終了。ホームでは5月3日の第10節仙台戦以来となる勝利を手にした。
(取材・文/江藤高志)