「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第28節 長崎vs川崎 プレッシャーを力に変え長崎を押し切る。得失点差で首位に

■勝てば首位
選手たちもサポーターも試合前の状況を把握していた。長崎戦に先立ち行われていた試合で、広島が敗戦。この長崎戦の意味は必然的に重くなっていた。その試合を決めたのは、鬼木達監督がメッセージを込めて先発起用した2トップだった。

この2トップを見た中村憲剛は「スタメンにオニさんのメッセージはこめられたと思います」と話す。当事者となった小林悠も、「ぼくと知念を2トップにした時点でオニさんからのメッセージだったと思います」と述べている。

また知念は「首位が入れ替わるかもしれない大事な試合でスタメンで使われるということだったので、絶対に結果を残してチームに貢献したいなという思いはありましたし、そういう意味では入りから気持ちを持って入れたかなと思います」と振り返る。

本人も、チームメイトも、小林、知念慶の2トップの意味を理解していた。

先制点は課題だったセットプレーで決まる。前半35分のCKの場面。この日、ボランチとして先発していた憲剛が蹴ったボールを、ニアに走り込んだ小林が頭でそらしうまく相手DFを外していた知念がボレーで決めた。

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