【レポート】J1 第11節 神戸vs川崎 小林悠の2戦連続弾で神戸を振り切り3連勝。首位広島を追撃
■プラスマイナスゼロ
会見場に入って来た吉田孝行監督の表情は曇っていた。試合終盤の失点で勝ち点を取り逃がした事について腹を立てているのだろうと考えたが、負けた事というよりは判定に対する不満があったようだ。
1つは小川慶治朗が抜け出した後半51分の場面。バウンドの目測を誤った車屋紳太郎が後追いの守備になってしまったこの場面について、PKでは無いのかという事。また試合の行方を少なからず左右した81分のチョン・ウヨンの2枚目のカードが不当であるとの思いも持っていたようだ。
実際にこの二つの場面を振り返ると、そう言われれば神戸側の言い分が理解できる場面にも見えた。ただそれも判定だ。誤審自慢をしても仕方ないが、今季の川崎フロンターレは第5節の広島戦で誤審が発生。勝ち点を取り逃がしている。
松本を率いる反町康治監督は常々判定についてはプラスマイナスゼロだと口にしてきた。判定に何らかの意図が入り込まなければ、統計学上誤審はプラスマイナスゼロに落ち着く。終わったことは終わったこととして、レフェリーの問題は専門家に任せたいと思う。
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