「川崎フットボールアディクト」

小林悠、大島僚太にハリルホジッチ前日本代表監督について聞いた【麻生レポート】

9日にハリルホジッチ監督の解任が発表された。本大会2ヶ月前というタイミングでの交代は驚きを持って伝えられたが、そのハリルホジッチ前監督に招集された経験をもつ小林悠、大島僚太に今回の件について聞いてみた。

解任されたハリルホジッチ監督について小林悠は「実際にW杯本線を戦っていないので…」としつつ「(日本人に)合う合わないよりは、勝つということが大事だと思っていた」と発言。先日の欧州遠征については「良くなかったと思いますが、本番でどうなってたかわからない。そこは何が正解かはわからないですね」と話している。ハリルホジッチ前監督のサッカーが世界でどこまで戦えたのか、その検証の場は永遠に失われたことになる。

ロシアに向けては、「選手としてはやることは変わらないですし、チームで結果を残すことが大事だと思います」と述べ、まずはフロンターレでのプレーありきの代表だとの認識を示した。

大島僚太はハリルホジッチ前監督について、デュエルの概念を持ち込んだことを真っ先に上げている。

「Jリーグ全体にデュエルを求めていた部分はありますし、そこで球際が激しくなったというのはあると思います」と話す大島は「そこで困ったのは審判だと思います(笑)」と述べ、ノーマルフットボールコンタクトをどこまで認めるべきか、ジャッジが難しくなったのではないかと話している。

その大島は新監督の元、ロシアW杯の日本代表に向け「レベルの高い相手とやってみたいという感覚は持っているので」と述べつつ小林と同様、まずはフロンターレでのプレーありきだとの立場を口にしていた。

なお、ハリルホジッチ前監督の後を受け、技術委員長の西野朗氏が新監督に就任。ある程度継続性を持ったチーム作りになるのだろうが、どのようなメンバーを選出してくるのか注目したいところ。

なお車屋紳太郎については体調不良のため話は聞けなかった。

(取材・文・写真/江藤高志)

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