「川崎フットボールアディクト」

【新体制発表会見】武田信平社長「クラブの全員が一丸となってチャンピオンシップを取る。ここに向けて本当に邁進していきます」

1月24日に、昭和音楽大学にて行われた川崎フロンターレの新体制発表会見での会見のコメントをお届けします。

syatyotamori
◯武田信平社長
「みなさん、こんにちは。川崎フロンターレの武田でございます。時がすぎるのは早いもので、もう今日も新体制発表会見を向かえる事になりました。先ほど川崎”青”歌隊のみなさんのコール素晴らしいコーラスを聞いておりまして、市長もおっしゃってましたが、感動しましたし、元気を頂きました。それと同時に今年絶対にやるぞという思いで今、ここに立っております。


さて、昨シーズン等々力競技場に約16000のファン、サポーターの方に来て頂いて、大きな声で声援を頂きました。また、アウェイの地にも多くの方が来て、応援をしてくださいました。本当にありがとうございます。こころから感謝を申し上げる次第です。今日もこれだけたくさんの方に参加をしていただきまして、ありがとうございます。みなさんの期待の大きさをひしひしと感じているところでございます。それから今日の会見を行うに当たりまして、この素晴らしい、テアトロ・ジーリオ・ショウワを提供してくださいました、昭和音楽大学様。そして先ほど素晴らしい歌声を聞かせて頂いております川崎”青”歌隊のみなさん。それから昭和音楽大学のOB、OGのみなさん。ありがとうございます。それからこの3部になりますと、ゴスペルシンガーのジョン・ルーカスさまが出演されます。その後に4部になりますと、プラネタリウムクリエーターの大平さんが出場していただきます。それから麻生区役所のみなさんにも大変お世話になりました。こういった多くのみなさんのご協力によって今日の会が成り立っております。心から感謝を申し上げたいと思います。それでは、ここからは席に座ってご挨拶をさせていただきたいと思います。
昨シーズンは、4つのタイトルのうち、少なくともひとつのタイトルを取ろうと。そういう目標を掲げてスタートいたしました。しかし、大変残念ではありますが、その目標達成ができず、みなさまの期待に沿うことができませんでした。大変、申し訳なく思っています。私も非常に残念で悔しい思いをしております。それから順位を落とした原因として終盤の失速があると思いますが、ああいった勝てない時期もみなさんには本当に大きな声で声援をしていただきました。最終戦の勝利というのは、みなさんの後押しのおかげだと思います。それからあの時、大久保選手が2点を取りまして得点王を確実なものにしました。これもまた、みなさんのおかげだろうと、いうことで重ねて御礼を申し上げたいというふうに思います。
昨シーズンを振り返りますと、第25節までは非常に良かったと思います。監督が目指すところの、また我々が、望むところのスピーディーで攻撃的な、かつ、非常に質の高いサッカーができていたんじゃないかと、そんなふうに私は思っています。ところが、26節以降崩れてしまいましたけど、それは少しずつ蓄積した疲労が、コンディションを維持することができなかった。そういうところに原因があったんではないかと思います。ですから、今シーズンを戦う上では、選手層を非常に厚くして戦力を底上げするという事が、第一条件じゃないかなと、そんな風に考えています。そういった意味で、それを成し遂げるために今日ここにいる10人の選手に入団をしてもらいました。みなさん、知ってる選手もたくさんいるんじゃないかと思います。また、さっき、紹介がありましたように、今年はしばらくぶりにフロンターレのユースから二人が昇格しました。大変、嬉しく思っております。ここにいる選手たちは非常に技術力が高くて、熱い心、気持ちを持った非常にポテンシャルの高い選手たちです。フロンターレのサッカーというと、私はこういう事をイメージするんですが、パスがぽんぽんぽんと回って、その間に誰かが裏を取って、そこにバシッとラストパスがでる。そしてシュート、ゴール。こういうような小気味の良いサッカーを思い浮かべますが、そういった事をできる選手たちです。ぜひ、期待をしていただきたいなと、そんな風に思います。
それから、次に今シーズンのキャッチフレーズでございます。魅力的な、という意味のATTRACTIVE(アトラクティブ)という言葉にしました。多くの人を魅了する、引きつける、そういう意味です。魅力的な選手によって、魅力的なサッカーをする。それから地域密着を重ねることにより、魅力的なクラブになる。そういった意気込みをこのキャッチフレーズに込めました。絶対にみなさんに見せていきますので、期待していただきたいと思います。
次に等々力競技場のことです。2年間にわたってみなさんには大変ご不便をお掛けしておりましたが、やっと安全で快適な、そして一体感のあるスタンドが完成します。3月12日ということで、ホーム開幕戦の2日前にギリギリで完成します。ちょっと私達もリハーサルなしで、ぶっつけ本番で行きますから、みなさんもぜひ協力、ぜひしてくださいね。先日、工事中ではありましたが、スタジアムを見せてもらいました。新しいスタンドというのは6階建てになります。すごい、なんて言うんですかね。圧迫感というか、迫ってくるその大きさに圧倒されます。これは本当にみなさん行ったら本当にそう驚かれるはずです。スタンドはもう、いろいろな写真や絵が出ていますからお分かりだと思いますが、上層と下層の二つになっています。下層から見てもピッチはわりと近く見えますので、一体感は保てているんじゃないかと思います。それからそういった通常の席に加えて、ファミリーシートであるとかグループシートであるとか、パーティーシートといった、バラエティに富んだシートも用意しました。もう一つ、大型ビジョンです。これがもう1基設置されます。ですから、みなさんいままでビジョンを見るときはこうやってみてたと思いますが、こういう必要がなくなりました。真ん前で見れるようになりましたので、そこも楽しみにしてください。
それから来月、2月の21日に等々力で練習試合をします。その時にみなさんに入ってもらうんですが、残念ながらメインはできていないので入れない。なので、サイドスタンドとバックスタンドに入ってもらいます。そこからメインスタンドをすごいな、と見てください。絶対に感動しますから、本当に。それからですね、ちょっとお願いですが、シーズンチケットですね。明日が申し込みの締切日です。それなので、もし、ここにはいらっしゃらないと思いますが、もしもまだ申し込んでいない方がいたら、帰りに必ず申し込んで行ってくださいね。お願いします。
それから今申し上げたとおり、メインの完成で約6000席増えます。全体でいうと、26000のスタジアムになるんですが、この26000を絶対に埋めたいと私達は思っています。絶対に面白い、ああ来てよかった、という試合を監督初め、選手たちがお見せしますのでぜひお友達。それからお知り合いをですね、お誘いして等々力に来てください。
さて、ここでいつもだと開幕の予想なんてのをやってたんですが、ここのところ3年くらい先に言われて楽しみが無くなってしまって、今日は別のことをしましょう。それでですね、これは私がやりますが、私一人でやったんじゃおもしろくない。みなさんと一緒なんです。一体になってやらないといけない。

(サングラスをかけ、タモリさんになりきって)

いいですか、『さあみんな、お友達を誘って等々力に来てくれるかな?』
『いいとも!』(観客席)
よーし、OK(拍手)。
これですね、26000のスタジアムが一杯になると思います。ありがとうございます。
さて、Jリーグはですね、今シーズンから2シーズン制をとってチャンピオンシップを戦います。チームは先週の15日から始動しましたけれども、そのスタートに当たって私はこういう事を選手たちにお願いしました。一つは心技体をしっかりと鍛えて、スピーディーな、それで攻撃的な、かつ質の高いサッカーを極めて欲しいということ。これが一つ。それからチャンピオンシップを絶対にとるんだという気持ちをですね、強い気持ちを一シーズンにわたって持ち続けてくれ。こういう事をお願いしました。もちろん選手たちもそのつもりです。強い気持ちを持って、練習に入りました。ですから確実に取ってくれると、私は信じています。それで今年のJリーグアウォーズ。みなさん来てもらって選手たちが全員舞台に上がる。それでその中からMVPが選ばれて得点王も選ばれる。そんなようなシーズンにしたいなと思っています。
クラブの全員が一丸となってチャンピオンシップを取る。ここに向けて本当に邁進していきますので、みなさんの今シーズンも熱い声援をどうかよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました」

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