プリンス北信越再開直前。金沢U-18は大逆転でのプレーオフを目指す【無料記事】【コメント】
9月に入り育成年代はリーグ戦の季節が戻ってくる。昨日は高円北信越が再開し、金沢U-15がパテオと対戦し0−2の敗戦。U-18は来週9日からプリンスリーグ北信越が再開。残り6試合で2位以内に入り、プレミアリーグプレーオフ進出を目指す。
現在の順位は以下の通り。
順位 | チーム | 勝点 | 勝 | 引 | 敗 | 得 | 失 | 得失 |
1 | 帝京長岡 | 26 | 8 | 2 | 2 | 54 | 22 | 32 |
2 | 日本文理 | 25 | 8 | 1 | 3 | 26 | 17 | 9 |
3 | 新潟U-18 | 23 | 7 | 2 | 3 | 31 | 17 | 14 |
4 | 鵬学園 | 18 | 5 | 3 | 4 | 16 | 20 | -4 |
5 | 金沢U-18 | 17 | 5 | 2 | 5 | 20 | 25 | -5 |
6 | 富山第一 | 13 | 3 | 4 | 5 | 17 | 17 | 0 |
7 | 星稜 | 13 | 4 | 1 | 7 | 17 | 28 | -11 |
8 | 北越 | 12 | 3 | 3 | 6 | 25 | 34 | -9 |
9 | 富山U-18 | 11 | 3 | 2 | 7 | 14 | 21 | -7 |
10 | 松本U-18 | 11 | 3 | 2 | 7 | 12 | 31 | -19 |
今後の対戦は日本文理(9月9日)、鵬(9月23日)、富山(9月30日)、松本(10月7日)、帝京長岡(11月18日)、北越(11月23日)。2位との勝点差は8と逆転は簡単ではないが、まだ上位との直接対決も残っている。
それを前に3日は北陸大学と練習試合(45分×2)を行い、結果は1−3。同日に県トップリーグもあったため、少ない人数で回し、各選手がいろいろなポジションをこなしていた。得点はサイドバックの辰巳航がひとりで持ち出して決めきる、個の力が光ったゴールだった。
今年のチームは前線から最終ラインまで2年生が数多く試合に絡んでいるため、その成長が逆転プレーオフ進出の鍵を握る。北陸大学との練習試合後、ストライカー吉村征也、サイドハーフ島野竜太朗、ボランチ本田祐基の2年生3人に話を聞いた。
ーープリンス再開直前、大学生との練習試合を終えて。
島野「相手のプレスのスピードが早いなかで、前半の最初などはそのプレスにやられた。うしろ、うしろになっていたシーンが多かった。次の(日本)文理戦では自分からアクションを起こすことなどをやっていかなければいけないと感じた」
吉村「夏の延長線上で、夏に成長できたことが少しは出せた。でもまだ全部は出せていないので次の文理戦までに全部出せるようにしたい」
本田「(フェスティバルとは違って)ひさびさの45分だったので、すごく運動量を求められた。それをプリンスに向けて出していかなければいけない。相手が大学生だったけど、自分のところで奪いきったり、守備がもっとできなければいけないと感じた」
ーー吉村選手から「夏に成長できたこと」という話があったが、この夏は個々にテーマを設けて取り組んできた。それぞれがこの期間に成長できた部分は?
島野「1対1で仕掛ける部分だったり、相手に背後に抜け出すランニングの回数はこの夏、少しは成長できたかなと思う。今日の試合ではあまり出せなかったけど、最後のほうは意識してできた」
吉村「ボールを収めるところだったり、ポゼッションに関わっていくところを夏の課題にしていた」
本田「自分は守備範囲を広げるというところと、前に供給するところ、そして受ける回数を増やすことを意識してやってきた」
ーーキャプテンの高橋祐翔選手に聞くと、本田選手は長いボールにもチャレンジしていて、そこの成長も見られたと言っていた。
本田「前までは祐翔に長いボールは頼っていたところもあった。自分が長いボールを増やすことで祐翔がフリーになったり、マークにつかれなくなったりもする。そこは意識してやっていた」
ーーそれぞれがどんな選手なのかを教えてほしいのですが、まずは島野選手から見た吉村選手を紹介してください。
島野「征也は困ったときに預けたらキープして時間をつくってくれる選手なので頼りにしています」
ーー吉村選手から見た本田選手は?
吉村「動き出したらボールを出してくれるので楽です」
ーー本田選手から見た島野選手は?
本田「運動量がめっちゃ豊富で足元もあってスピードもあって決定力もある。しかもドリブルもできてパスをしたら中に入っていってくれる。めっちゃ頼りになる選手」
ーーみなさんはU-15から一緒だったんですか? プライベートでも旧知の仲?
全員「はい。普段から仲がいいです」
ーー最後にプリンス再開後の目標と、どういうプレーを見せたいかを教えてください。
島野「チームとしては目標としているプレミア参入戦にいって、プレミア昇格を目指していかなければいけない。そのために個人としてはアシストであったりゴールという結果を求めてやっていきたい」
吉村「もう負けられない。1点差であっても勝たなければいけない。そのために自分はしっかり点を決めて勝ちたい。和倉ユースでは少し点はとれたけどリーグ戦ではまだまだなので点を決められるようにしたい」
本田「まだまだ参入戦を狙える位置にいるので一戦一戦しっかり勝ちきりたい。個人としてはアシストとか得点を増やしていけるように頑張りたい」