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明日からクラブユース選手権に臨む金沢U-15。キャプテンと監督に聞きました【無料記事】

金沢U-15は15日から北海道で行われるクラブユース選手権に臨む。グループステージでは15日にガンバ大阪、16日にFCラヴィーダ、17日にサガン唐津と戦い、2位または3位の上位8チーム以内に入れば19日からの決勝トーナメントに臨む。大会3日前の13日に室屋吉壱キャプテンと寺中克典監督に話を聞いた。

 

室屋吉壱

ーークラブユース選手権まであと3日。どんな心境?
「緊張はしていなくて、強い相手と戦えるというワクワク感がある」

 

ーーグループステージの対戦相手には関東予選を1位で通過したラヴィーダなど強豪が揃っている。
「強いチームが多いけど、戦えると思う。(相手には)足元の技術があるチームも多いのでチームとしてコンパクトに戦うとか、そういうところが大事になってくる」

 

ーーキャプテンから見たら今年のチームはどんなチーム?
「全体的にバランスがとれていて、特徴のある選手が多い」

 

ーー攻撃と守備の要の選手をひとり挙げるとすると?
「攻撃では10番の米倉生真。たくさん点をとっている選手で、チームのためにスプリントをしたり、裏に抜けたりしてくれる。その回数が多い。チームのために頑張れる選手。守備は4番の長田圭人。1対1とか対人が強くて、それだけでなく安定したビルドアップができる攻撃の起点にもなれる選手」

 

ーーキャプテン自身も対人の強さが印象的だが?
「守備でチームに貢献したいです」

 

ーー今大会の目標は?
「ベスト4。過去最高が去年も含めてベスト8なので、今年はそれを越えたい」

 

ーーこの夏には大阪遠征を行ったり、全国の強いチームとも練習試合を行った。
「そんなに変わらないというか、戦えるという手応えを掴んだ」

 

ーーベスト4進出に向けてポイントになることは?
「連戦にもなるので、みんなで走るとか、みんなで戦うことを意識したい」

 

ーー練習でもみんなで声を出して盛り上げようとしていた。
「そうしたほうがみんなが走れる。みんながきついときにはみんなで声を出していきたい」

 

ーーでは、現地に応援しにきてくれる方やライブ配信で試合を見てくれる方に向けてメッセージを。
「ツエーゲン金沢U-15を応援してくれる人たちに恩返しができるように、勝てるように頑張ります」

 

 

寺中克典U-15監督

ーー大会3日前、チームの状態は?
「モチベーションは勝手に上がる。今日はけっこう(キツイ練習を)やったので疲労はあるけど、それは全国大会で名前負けしないとか、本当に大事なことを忘れてはいけないようにするため。まずは個人でちゃんとやる。個々でやられてはいけないし、相手より走るとか、戦うということを植えつけたかった。どうしても相手の情報が多くなると頭でっかちになってしまう。僕自身もスタッフも含めて、ブレてはいけないんだよということ」

 

ーー関東1位のラヴィーダなどとも対戦する。
「どう考えても強いですよね」

 

ーー監督はいつも全国大会の前には「強いところと対戦したい」と言っている。
「そうですね。だから望むところです。いろんな情報は入ってはいるけど、分析して、伝えて、やったことのないことをやって、変に不完全燃焼になるよりも、やってきたことをぶつけてだめだったほうが次に繋がる。あまり相手は気にせずやりたい」

 

ーー監督から見て今年のチームは?
「うまくはないけど、奪う力とかはだいぶ出てきた。高い強度でもできるようになってきた」

 

ーーこの夏は遠征などで全国のチームと試合を重ねてきたが成長は見える?
「普段は経験できない強度でできて、強いチームとやることにも慣れてきた。北信越ではやられても失点しないことが多々ある。ちょっとしたことが失点に繋がるということを体感できた。やっていることが響くというか、『そういうことやっていたら失点してしまうでしょ』ということを体感できたのはよかった」

 

ーー室屋キャプテンはベスト4が目標と話していたが?
「僕はいつもファイナリストが目標」

 

ーー去年は粘り強く大会を勝ち上がっていった。
「力としては低いので、そういう戦いしかできない。でもボールをもっているチームが勝つとは限らない。そういう意味でもチャンスはいくらでもある。うちにはスーパーな選手はいない。何かしら課題がある。だから誰かが誰かの分をカバーするとか、そういうったことができないと厳しい」

 

ーー最後に大会を見て応援してくれる方にメッセージを。
「子どもたちの気持ちが伝わるようなゲームができればいいかなと思います。いいプレーというのは少ないかもしれないけど、本当に魂のこもったプレーが見ている人に伝わるようなゲームをしたいと思います」

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