FOOTBALL TODAY KANAZAWA

「ニアで潰れた人が0.5点」なら、走り潰れた選手も同じくらいの価値がある【第23節・大宮戦プレビュー】

 

チームとしての狙いを統一できるか

 

やや危険な兆候が顔をのぞかせている。去年もあった「笛吹けど踊らず」状態にチームが入りつつあるように見える。いや、いまは笛だと踊れないが、爆音の音楽をかければ踊れるため、まだマシか。監督がテクニカルエリアから大きな声で指示を出すと、ハッとしたようにチームが動き出す。今年はあまり見なかった光景が、ここ2試合は頻繁に見られる。

 

名古屋戦でも、チャレンジするように、ラインを上げるように、ウイングバックに引っ張られすぎないように、楽をしないように、などなど。テクニカルエリアから柳下正明監督の大声が響いていた。

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