FOOTBALL TODAY KANAZAWA

庄司朋乃也「誰か一人のミスではなく、チームとしてのミスだった」【コメント】

ーー前節の岡山戦を振り返って。


「悪い。全部悪い。もっと落ち着いてやればよかったし、立ち上がり10分で2失点しているのがまず問題」

 

ーーセットプレーは相手の強みでもあったが?
「そのセットプレーになったのが自分たちのミスからだった。立ち上がりはもっとシンプルにやることも大事だったのかなと思う」

 

ーー最近のビルドアップ、うまくいくときと、いかないときの違いなどはどう感じている?
「………………どうですかね。チームとして狙いをもって練習から取り組んでいるので、徐々によくなっていると思う。あとは監督がよく言っている距離感などを選手各々が意識することが大事」

 

ーー狙われているところに出さない、勇気をもってつけていくということも監督は言っているが?
「狙われているところに出さないというより、最近は相手が近くにいても出せと言われている。うしろとしてはミスなく、中盤だったり、前の選手に確実に供給できればいい」

 

ーー前節ははっきりしたミスからの失点だった?
「個のところというより、それこそ距離感とかサポートがよければ、そこ(サポートした選手)に出すこともできた。選手1人ひとりではなく、チームとしての距離感が悪かった」

 

ーーサポートの意識が低かった?
「(ボールを)もった人に対してサポートを増やすことで、もっている人の選択肢を増やすことができる。チームとして繋ぐことを意識して、トライしているから、誰か一人のミスではなく、チームとしてのミスだったのかなと思う。とられたあとの失点については、うしろとしてはあれぐらいのとられ方だと防がなければいけないと思っている。うしろとしてリスク管理だったり、1対2、2対2のときにもう少しボールだけでなく、周りを見ることができればもっと楽に守ることができた」

 

ーーそれは3点目、4点目?
「3点目は僕が(チアゴ・アウベスと)対峙していて、(松本)大輔がカバーに入っていた。大輔はもう少し決められた選手(ステファン・ムーク)を意識しなければいけなかったし、うしろとしてはこれからもカバーにいける距離を常に意識していくことが大事。9番に決められたところ(ハン・イグォンの4点目)も、とられたあとのうしろと中盤の間をもう少し狭くすることで、チアゴ・アウベスのところに強くいけた。そうすれば、あそこ(ハン)には出なかった。あとは9番が逆から入ってくることに対してしっかりついていく意識をもっていれば。これからはああいうシーンが増えてくるかもしれないし、ああいう失点を減らせば、チームとしてビルドアップにもっとチャレンジしていける」

 

ーー次の横浜FCにも強力な攻撃陣がいるが?
「1人ひとりの能力が高くて、フリーにしてしまえば決定力はJ2のなかでは上位だと思う」

 

ーーサウロ・ミネイロの印象は?
「最近はよくわからないけど、J1のときはスピード、パワー、決定力があると思った。あとはやってみないとわかならいない。そういう強い相手に対しては1対1だけではなく2対1とか、チームとして守れればいい。別に1対1で勝てば試合に勝てるわけではない。チームとして失点をしないことを意識していけば、いまのチームなら毎試合得点はとれる。うしろが0なら負けることはない」

 

ーーチームで守る、チームで勝つことが重要?
「ポジション柄1対1になることはあるけど、2対1で守れるならそれがいいし、失点しなければいい。チームが勝てばそれでいい」

 

ーー次は「1万人チャレンジデー」。クラブとしてたくさんのお客さんを呼ぼうとしているが、どういうプレーを見せたい?
「チームとしてやろうとしていることにトライしていきたい。うまくいかない時間帯もあると思うけど、そういうときにどれだけ粘り強くチームとして守ることができるか。どんな内容であろうと勝つことがいちばんいい。すごくいいプレーをしても点が入らなかったり、失点したり負けたりしてはいけない。集客に力を入れるということは、普段はサッカーをあまり見ない人も多いと思うから、そういう人に対してわかりやすいゴールだったり、試合に勝つことでスタジアムの雰囲気がよくなる。またきてみようと思ってくれる。勝つこと、点をとること、失点しないことが大事」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ