FOOTBALL TODAY KANAZAWA

前半からの兆しと後半の変化【第11節・大分戦レビュー】

 

指揮官が「前、前」と言い続けた理由

 

44分の呉屋大翔のヘディング、70分の野村直輝のシュートが決まっていたら試合展開はまったく違ったものになっていたかもしれない。逆に金沢は決めるべきところで決めた。決定機はあと2〜3回あったし、決して「超」決定機ではなかった2点目のようなゴールも決めた。そしてプレビューでも挙げた「ラスト15分」で「交代選手」のゴールもあったが、アシストも、その前にも交代選手が絡むという今シーズン初のケースだった。

 

前節、前々節からの流れを考えれば、内容より結果が求められる試合で内容も伴った結果を出した金沢。その試合のなかで気になったのは、やはり前後半でのピンチとチャンスの数の違い。前半は長い距離を走られてピンチになることもあったが、後半はそれが極端に減った。反対にカウンターから決定機をつくることも多くなった。なにが変わっていたのだろうか。

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