FOOTBALL TODAY KANAZAWA

4連敗という暗いトンネルの先に見えかけた光【第37節・徳島戦レビュー】

 

3失点は不用意だったが……

 

4連敗目を喫してしまったが、これまでの3敗よりも、次に繋がる敗戦だったのではないだろうか。そこに見えたのは激しく、アグレッシブに戦い続ける姿勢。反撃の炎は燃え続けていた。

 

もちろん、本格的な反撃は3失点してからだったし、その3失点も不用意なものではあった。ただ、立て続けに失点していた33分までの間も、悪くない部分がたくさんあった。いまJ1に最も近い徳島を相手に立ち上がりからガンガンプレスをかけた。試合翌日、柳下正明監督は「そこでいかなかったらずっとボールを奪えない。そこでやられることはしょうがない」と何食わぬ顔で話していたが、昨年のアウェイでの試合のように、徳島戦は少し様子を見ながら入ることもあったように感じていた。しかし今回は山根永遠と加藤陸次樹の2トップがどんどんスイッチを入れていった。

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