ついに4連勝!プレーオフ圏内まで3ポイント差に迫る完封勝利【2024 J3第35節vs. FC大阪(HOME)Report】

ピッチコンディションを考慮して長いボールを使っていた甲斐健太郎。©Kaz Photography/FC GIFU.
FC岐阜は11月2日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第35節に臨み、FC大阪と対戦。2-0のスコアで勝利を収めた。
日本の広い範囲で雨となり、長良川競技場でも降雨による水溜りが出来、双方ともいつものスタイルでは闘えないピッチコンディション。そんな状況での試合は0-0で進んだ後半25分、左コーナーキックをクリアされたそのこぼれ球を松本歩夢が決めて先制。5分後の後半30分には西谷亮が全速力でコーナー付近めがけて走り、マイナスに戻したボールを北龍磨が決め、貴重な追加点を挙げた。守っては後藤大輝がピンチを防ぎ無失点。前節のFC今治戦に続き、上位を下し貴重な白星を得た。今節終了時点での勝点48は、5位の松本山雅FCと6位のFC大阪に3ポイント差に迫る数字となった。
これでJリーグ加盟後クラブレコードタイの今シーズン初となる4連勝。次節は新記録の5連勝達成とよりいっそうの順位上昇をめざし、アウェイでカターレ富山との決戦に臨む。
◆雨に対応した闘いを心がけていた岐阜
FC大阪の大嶽直人監督は「後半(集中力が)少し切れたところでセットプレーで流れを変えられたのは痛かったなと思います。その悔しさだけが残るゲームだった」と言い、感情をにじませた。そこまで70分間の試合展開を振り返れば、0-0のまま終わってもおかしくなかった試合。しかしこのところ果敢な攻守で天野岐阜の象徴的な選手となっている松本がセットプレーのチャンスをものにしたことで流れは大きく岐阜に傾いた。2点目も、周囲への警戒が疎かになっていたFC大阪の選手に西谷が背後から接近し、追い越しながらボールを回収して速やかに攻め込んでのもので、どちらが集中の度合いを高めていたかは明らかだった。
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