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前目のポジションで開花の兆しがある西谷亮、昇格圏内に入るべく後半戦の目標は5ゴール5アシスト。「岐阜の象徴と言えるような選手になろうと思っています」【2024夏/中断期間コラム】

 

撮影:後藤勝

 庄司悦大、青木拓矢、北龍磨、萩野滉大といった選手たちと競い、ボランチのポジションでプレーしてきた西谷亮に異変が訪れたのはJ3第22節アスルクラロ沼津戦の後半だった。ハーフタイムの交代で生地慶充と萩野がボランチとして投入され、ボランチで先発出場していた西谷が前に押し出される格好になったのだ。

◆練習試合の滋賀戦でゴール

 2トップを組む相手は田口裕也。最後はイ ヨンジェとの組み合わせで、センターフォワード型の彼らに対し、トップ下的なフォワードとしての活躍が期待されていることは明らかだった。

 そしてこの変更によってチームが機能した。ボールを収め、あるいは奪い、ゴールに向かう西谷がトップ下を担う形によって、前半、沼津に圧倒されていた岐阜は息を吹き返し、一時は同点に追いついた。最終的に敗れはしたが内容が向上したことを踏まえ、次の第23節ガイナーレ鳥取戦でも前目のポジションで先発した。

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