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停滞感が漂う内容で敗戦。球際の攻防、ビルドアップや試合運びなど様々な面での課題が残る【2024 J3第23節vs.ガイナーレ鳥取(HOME)Report】

 

8試合ぶりのリーグ戦出場を果たした庄司悦大。©Kaz Photography/FC GIFU


 FC岐阜は7月28日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でJ3第23節に臨み、ガイナーレ鳥取と対戦。0-1のスコアで敗れた。
 
 前半と後半の冒頭15分間はそれぞれ岐阜がペースを握ったが、得点がないまま時間が過ぎると、次第に鳥取のペースに。前半は高い位置でボールを奪ってそのままの勢いで攻め込むこと、それらも15分を過ぎると継続されなくなり、一度落ち着かせて戦い方を変えていくのか、当初の狙いを徹底するのか、どういう攻撃で得点を狙うのかが不明瞭になっていった。後半もボールをテンポよく動かして前進することといった意図がうかがえたが、やはり点を獲るための狙いが見えにくい展開が続いた。
 
 序盤に先制出来なかった場合の試合運びや球際、ビルドアップ、相手の長いボールへの反応など、様々な面で課題が出た。天野賢一ヘッドコーチからは「総合的なレベルアップが必要」という言葉が出てきたが、まさにその通り。この日が岐阜でのデビュー戦となった途中出場の岡崎慎も「全部のポジションで、要所要所で欠点があって、やっていかなければいけないことをはっきりさせることが出来た」と言っていたように、多くの課題が浮き彫りとなった。これまでも眼の前の課題を克服しながらスタイルを構築していこうと積み上げを図ってきたが、次節までは3週間が空き、試合に対する直接の準備以外に2週間の時間を割ける。この中断期間で多くの改善をしなければならない敗戦だった。
 
◆庄司悦大の復帰、岡崎慎の初出場
 

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